コンセプトライフ (sanctuary books)

著者 :
  • サンクチュアリパプリッシング
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本棚登録 : 396
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861139314

作品紹介・あらすじ

ほんとは、もっと、仕事って、楽しい!退屈な仕事をワクワクする仕事に変える物語。JOMO、日本交通、ルミネ、センチュリー21、ロッテリアを手がけた柴田陽子のコンセプト発想術。

感想・レビュー・書評

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  • ん〜〜微妙!日記っぽい感じで読みやすいけど、仕事に活かせるほどの術は得られなかったかも。
    がむしゃらに誠意を尽くした仕事の話より、留学先で大変な状況なのに元気に挨拶してテスト終わったら焼肉行こう!って発想ができる女の子の話の方がグッときた。

    同じ女性で荒っぽくて文体とか親近感はあるけどもうちょっと論理的に手がけた仕事の話してほしかった感。
    女子なんだし朝から晩まで会社に篭って働くんじゃなく好きな服着て好きな時に仕事したいから独立した話はめちゃ共感した、女子の無駄遣いほどもったいないものないよねw

  • 筆者の人生とビジネス指南が折り合わさった自己啓発本かと思ったら(出版社のテイスト的にそういうイメージを抱きやすいかも)、マーケティングと経営戦略がメインで気持ち生き方とビジネスパーソンとしての在り方が書かれている(その気持ち部分も印象深い)。

    コンセプトライフという著書通り、留学時代の日本食レストランでのアルバイト、社会人になってのレストラン立ち上げ・化粧品店舗立ち上げ、独立しての日本交通のマナー作り・自社の会社経営、それぞれのフェーズにおいて、コンセプトという概念を軸にエピソードが紹介されていく。

    印象的だったのが、コアターゲットの描き方。25歳〜40歳位の女性でという抽象的な話ではなく、1人のターゲットをありありと描き、そこで具体的にどう利用されているかという物語が活き活きと語られていたこと。物語としてのイメージ=コンセプト、になり、そのコンセプトがあるから一つ一つのコミュニケーションに一貫した意味が生まれ、ブランドが形作られていくということ。

    マーケティングにおいてコンセプトを定義付けるところから思考していたタイミングだったため、非常に参考になった。

  • 2020.5.3再読了。20代半ば頃に一度読んで、30歳になった今読み返してみて、やっぱり若い頃にしか感じられないこととか感性の使い方ってあるなとしみじみ思いました。欲しいものも、やりたいことも、そう思ったときに手にしてこそ価値があるのかなと。

    (以下、本文より抜粋)
    ・最初にコンセプトがある。そしてめざしたいゴールの風景を思い描く。それは、誰が、どうなるためのものなのか?それは、どうやって販売するのか?それは、どうやって「あなたのためのものだ」と知らせるのか? その全てがよく考えられていれば、ものは自然に売れる。
    ・あるものが、ある場所に置かれて、誰かの手元に届くまで。すべては1本のストーリーでつながっていて、それが無理なく展開していくことが大事だという。
    ・「いいものに触れて、刺激の貯金を増やすんだ。その貯金はあとでかならず何倍にもなるからさ」 いいもの、ね。いいものを知りはじめたら、なんだかいままでと違ったものが見えてくるんだな。
    ・大切なのは、前2割の客席をどれだけかっこいい人たちで埋めるかということ。その風景に憧れる人たちがやってくるんだから。後ろ8割を埋めるには、前2割の人たちの感性を満足させなきゃいけない。
    ・自分の感性を信じるのはもちろん、自分で納得がいく仕事をするのも、仕事を心から楽しむのもすごく大切。でもそれだけじゃ絶対にダメで、自己主張するだけのものを見せろと。
    ・信念は大事。でも頑固はだめ。
    ・わたしは長く続くブランドを作る人になりたい。作ったコンセプトが脈々と受け継がれるように決まりを作り、その決まりを「守りたい」と自発的に思う人を増やしたい。
    ・自分で経験し、たくさん感想を持つ。この単純なくり返しがわたしのアイディアの貯金になっている。でも感想を増やすというのはけっこう難しくて、意識しなければ目の前をさっと通りすぎてしまう。他人の感想を自分のものにしてしまうこともある。だからきちんと自分で経験して、感想を持つ時間が必要。
    ・誰もが自分の感情を表現してくれるものに安心する。そして安心するものに対して、お金を払っている。
    ・わたしは、今後、自分がどうなっていくのか楽しみ。だから何者になりたいとか、キャリアアップとか、そういうばかげたことはやめた。
    ・わたしにとって大事なのは「いまよりもう少し良くなりたい」って思い続けること。それから「これだけは絶対ゆずれない」というものを持ち続けること。そのふたつがあって、わたしの人生は良い方向に転がっている、
    ・幸せになるためにやることが、ときどき無駄に多すぎる感じがする。
    ・わたしは理想のしばたさんに従って生きている。理想のしばたさんだったら、どうふるまうのかな、どう考えるのかな、どう反応するのかなって考えてから動いて、あとで良かったなと感じたり、失敗したなと感じたりしている。

  • 18.9.12
    NHK プロフェッショナル出演

  • 今をときめく、コンセプトプランナーの柴田陽子氏。これまでの業績を振り返る内容だが、文調があたかも中学生の日記のようなのが鼻につく。シュウウエムラのネイルサロン、レインボーロールスシ、際コーポレーション、JOMO、日の丸タクシーの黒タク等、多くの著名なプロジェクトを手掛けて来たということが解るが、やはりというべきか本質はあまり語られていない。そりゃそうです、商売の秘密ですから。

    ただ、収穫はもあった。

    ブランドデザインにおいて主流であるデザインアプローチに加え、サービスアプローチの側面も忘れてはならないということ。

    レインボーロールスシの章で、リアル客80%を呼び込むためにイメージ客20%が必要であること。

    また、OLさんの実情に会わせてコミュニケーションをし、「日本のOL事情に会わせてつくりました」としても「あら、私にピッタリ」とはならず、キャメロンディアスが着ていた方が、「私もほしい」となるということ。解りやすい例えである。

  • 働きがい

  • うーん。あんまり難しく考えないほうがいいのかなと。自分のアンテナに従って生きるってことかな。うーん。

  • 2011/
    2014/7/18

  • 星四つ

  • 2013/06/26に紹介された本

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著者プロフィール

ブランドプロデューサー、柴田陽子事務所代表取締役。
化粧品会社等で商品開発や新規業態開発を経験後、2004年「柴田陽子事務所」を設立。ブランドプロデューサーとしてコーポレートブランディング・店舗プロデュース・商品開発など多岐にわたるコンサルティング業務を請け負う。
著書に『勝者の思考回路』(幻冬舎、2020)、『あなたの味方が増える 魔法のToDoリスト』(小学館、2019)など。

「2022年 『ビジネス・人生・成功のために遠回りのようでいちばんの近道は「人間力」を磨くこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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