- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861139611
感想・レビュー・書評
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会社に依存せずに実際にビジネスを起こすことを想定してどんな流れでお金が動くかを時系列で見ていくので分かりやすく面白い。自転車は交通費を稼ぎ続けるある意味資産でもあるという考え方はしたことがなかったし、コストにおける原価や広告等の一般的な割合などなど、知っておきたい知識がたくさん学べた。
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著者は、日本ファイナンシャルアカデミー代表。金融学習協会理事。日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、ファイナンシャル教育の必要性を感じ、日本ファイナンシャルアカデミーを設立。
著書に「お金の教養」等多数。
お金の基本的なルールである「消費」「浪費」「投資」 「消費」は使った金額と問う価値のものを手に入れることを指し、「浪費」は使った金額よりも低い価値しか手に入れられない行為であり、「投資」はお金を使って、もっと大きな価値を生み出すことである。
本書においては、著者を講師として、4人の学生・会社員等生徒と元手500万円を活用した新規事業の展開を通してお金の流れの説明を行っている。
その中で学ぶことは大きく以下の3点
①損益計算のやり方
売上とコストを統合して考えること
②キャッシュフロー経営の考え方
資金の流れを見て、資金が途切れないようにやりくりすること
③バランスシートの見方
お金を借りた時に、自分の資産状況を正確に把握するためにつくる表
本書においてさらりと紹介しているものの、説明するのに非常に困難な「資金繰り」や「キャッシュフロー」について非常にうまく紹介されている。
多くの会計的な書物では、基本的には「PL」「BS」について書かれており、最近になってキャッシュフロー計算書等の重要性についてうたわれるようになってきているもののやはりまだまだ馴染みではないように思う。
しかし、本書のように実際に起業をしてから軌道にのるまでについてお金を基軸とした流れをつかむことにより、生きた資金繰りを学ぶことが容易に行うことができる。
どんなに難しい参考書でもわからないような基本亭な仕組みが本書からは簡単にそして深い本質の理解を進めることになる人は多いであろう。
難しいことが単純明快に書かれている素晴らしい一冊。 -
具体例を通じてキャッシュ・フローを想像する内容。
これを入門書として自営業をしたい人はより具体的な本なり何なりに入っていけるのではないだろうか。
手書きの文字や絵や会話文が多いので、縦書きの一般書に慣れている人にはやや目が疲れるかもしれない。 -
現実的な話で面白かった。
ただところどころに下手な字で手書きの部分があるのが気になった。 -
題名に惹かれて購入したのだが、とても身近な例でPLやBS、キャッシュフローのことが学べる本。
こういうお金の仕組みについての本はいくつも読んで理解しようとするのだが、どうも頭に入ってこなかった。だがこの本は思いがけず一番解りやすいものだった。
同時に大企業で必要なことも個人で商売をするのも基本的には同じなのだということを改めて認識させてくれた一冊であった。 -
身近な例を使って、具体的に数字で議論してくれるおかげで大変分かりやすくなっています。
もちろん現実はこんなに甘くない…とは思いますが、
企業にはどれくらいの資金が必要なのだろう/これくらいの資金があれば、どの程度の規模のビジネスを興せば良いんだろう、という
感覚をつかむことが出来たかなと思います。 -
独立・起業は生半可な気持ちでは出来ない。それでも、淡い妄想で突っ走る人もいる。この本で、とことん現実を突きつけられた上で冷静な判断を下すべき。現実は厳しいが夢はでっかく持ちたい。
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It turns out that the labor costs are quite high.
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500万円あったら何で起業する?というテーマで、飲食、小売、ネットで似顔絵販売、ネットカフェなどの業務について考えていく。
実際起業するなら必要経費はいくらぐらいで、どのぐらいの借金が必要か、などを考えていくなどが具体的な数字で表されている。
それぞれの業種によって、お金のかかり方が違うし、どの商売も客の前に来る前のバックヤード、特に在庫と仕入れ、人件費に地代が大変なんだなー、と感じました。 -
出版社より献本御礼