責任に時効なし―小説 巨額粉飾

著者 :
  • アートデイズ
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861191206

感想・レビュー・書評

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  • めちゃめちゃな経営。
    企業でも、なんでも、問題先送りしていいことはない。

  • カネボウの話

  • 当事者だから書ける事もあれば、当事者だから客観的には書けないこともありという感じです。
    ただ、悩ましいのは、粉飾決算を指示した事実はあるものの、損失を積み上げてきた経営陣と、それを見えないように粉飾した経営陣とどちらが罪が重いか?と言われれば…
    立場が変わればどっちとも言える気がします

  • プロの作家さんの文体じゃないせいかもしれないですが、
    とても読みにくくて、しばらく積読ことにしました。
    内容には興味があるのですが・・・

  • カネボウ粉飾事件を題材にした経済小説…。
    その当事者が執筆しているだけに、臨場感はリアル…。
    小説家としては素人であるため、創作の描写は弱いが、
    事実は小説よりも奇なり、である…。

  • ああ、大学の同級生に元某会社社員がいたが運がなかったとはとても言えない。日本の会社や監査法人の不透明さに愕然とした。

  • 面白かった。
    フィクションということだが、いかにも暴露本?(国家の罠
    と同様、国策捜査なんてくだりもあり。)
    トウボウ=カネボウってこんな感じだったんだなあ、と想像。
    それにしても、兵頭、桜木、番匠と、いきさつはどこの会社にも
    ありそう。
    でも、一つ歯車がかみ合わなくなったことで、逮捕もあるんだ
    なあ。
    記録を取っておくことが、まずは我が身を守る切り札の一つ。
    本筋と関係ないかも。

  •  今は亡き名門企業カネボウの自滅の過程を、元常務が小説形式で暴いた本。
     30年も会社ぐるみで行ってきた粉飾や、それを指南した監査法人(こちらも自滅した中央青山監査法人)、保身に走る経営者の醜態など、どれも背中が寒くなるような企業の実態だが、渦中にいながら、よく書けたなと思う。

     それだけに、顔写真やプロフィールまで公開してここまで書くのなら、あえて小説形式ではなくノンフィクションとして書いた方がよかったのでは、と思った。特に後半の、検察による調書取りの描写は、必要以上に細かすぎて、読んでいて辛かった。

     あと、還暦での処女作だから筆力は仕方ないと思うが、時代錯誤なロマンスや、過去の経営陣への私怨が混じりすぎた結果、ストーリーが中途半端になったのは残念。

  • 筆者は元カネボウの財務経理担当常務。カネボウ粉飾決算事件で逮捕されるも不起訴。
    小説の形でカネボウ粉飾決算の源流や背景、会計士の関与など当事者の体験に基づいて描く。時効に守られ刑事訴追を受けなかった元経営者に重大な「責任」がある、と訴える。

  • カネボウ巨額粉飾がテーマ―というか、それの暴露本です。
    人名を変えただけで、ほとんどノンフィクションだと思います。

    責任に時効なし。
    もっともだと思います。

    責任とは権限とセットであり、権力を執行するものは、その執行責任を追う。
    当然だと思います。

    本来、刑事罰や民事罰は、その執行責任に対して「時間切れ」の意味で時効を設けている……そう思っていましたが、
    著者は少なくともそう思っていないようです。


    でも、よく考えたらそうですよね。

    権力を追う者が、責任を負うのではありません。
    責任を追う者こそ、権力を負うできるのです。


    この本を読んでいたら、山崎豊子の「沈まぬ太陽」を思い出しました。
    会長室篇。

    伊藤淳二。
    いろんな角度で描かれる、ってことは表と裏の2面だけでなく何面もあったという証拠。
    悪か善かわかりませんが、器量は大きかったんでしょうねぇ。

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