家に王子が泊まっています【W特典SSペーパー付】 (リリ文庫)

著者 :
  • ブライト出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861237072

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  • お菓子大好き小国の王子×菓子メーカーのサラリーマン

    王子、ボディーガード、従者、可愛いお供の4人組がわちゃわちゃしながら日本とお菓子を楽しんでいて和む。
    お団子や揚げ煎を美味しく食べるシーンは読んでてお腹空く。ゆっくり近づく距離感がよかったけど、最後バタバタと緊迫した雰囲気になって少し残念かな。

  • なかなか面白かったかな。
    王子サマものです。うん、よくあるよね。王子がやってくる話。
    こちらは王子さまがお付き3人連れてお忍びでやってくるお話です。もうちょっとお付きさんたちのキャラが立っても面白かったかな?と思わなくもないですが、出番がないわけでもないのに、お付きさんたちの印象がちょっと薄い。パトリックはまだしも。

    菓子メーカー勤務の真面目なサラリーマン蒼生に与えられた極秘任務。それはとある国からやってくる王族のおもてなしだった。
    やってきた4人組はお菓子について知りたいらしい。和菓子屋の息子でもある蒼生は色んな菓子を紹介する。彼らは国に新たな売りとなるものを求めて日本に来たらしい。いやしかし、王子なのだからそれは表向きでもっと重要な任務があるのかも…?

    お菓子についてアレコレ教えながら一緒に暮らすうちにコンラッドの真面目で国を想う姿勢に惹かれていくってな話かな。
    お目付役って感じのアーサーと、友達っぽいムードメーカーのパトリック、護衛のノエルがお付き。
    基本は真面目に浮かれながらのお菓子パーティーな雰囲気。

  •  お菓子会社に勤める蒼生は、会社の命令により、異国の王子を純和風な自宅で、もてなすことになった。
    「王子」と言われてもピンとこなかった蒼生だったが、実際にやってきたコンラッドは確かに王子で、蒼生は困惑する。
     しかしながら、節度をわきまえ、他国の文化を尊重し、ルールを守る一方で、好奇心旺盛で「日本の文化を学びに来た」と言い、日本のお菓子に目を輝かせるコンラッドに蒼生も徐々に惹かれていく。

     そんな話でした。
     王子とおっとりとしているけれど丁寧で芯が強い会社員の恋愛小説。
     けれど、恋愛のことだけではなく、コンラッドがどれだけ自分の国を思っているのか、日本のお菓子を素晴らしいものだと思っているのか、そんなことがしっかりと伝わってくるので、読んでて楽しい。
     恋愛以外の読ませどころがしっかりしているからこそ、面白いのだと思わせてくれる小説でした。
     恋愛としてのスピード感はありませんが、しっとりと惹かれあっていく二人の様子をお楽しみください。

  • ★3.5。大の親日家である一国の第二皇太子とその御一行がホームステイすることになり、日本家屋に住む受けに白羽の矢があたる。
    王家としての攻めの考え方が素敵すぎて、こんな国の国民は幸福者だよ…としみじみ惚れた。
    和菓子ってこんなに奥深いのかぁ。全体的に良い話だけど、ラブ方面はライトで盛り上がりが足りない感じでちょっと残念。

  • ★★★

  • スパダリ。和菓子食べたい。おせんべい食べたい。

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