ARIA 8 (BLADEコミックス)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 1717
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861272240

感想・レビュー・書評

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  • 怪談が大好物の自分としては、喪服の女性が夜の広場にぽつんと佇んでいるという光景だけで、いいものを見たと思う。流れは巷にあふれるタクシー怪談の亜種といったところだが、地球のヴェネツィアで昔語られていたとされるものが、火星のネオ・ヴェネツィアで時を越えて現れることへの不思議さが独特でとてもいい。アリスちゃんが語る最後のセリフもまた、都市伝説として完成されているという印象を与える。天野先生は不思議な話を描くのがとてもうまい。

  • 2017年7月4日

    装幀/アイ・ディー・アール

  •  灯里の暖かな、そして細やかな女心が胸を打つゴンドラ編が抜群。
     そして、アテナの不安な女心、美しい着物に身を包み、華やいだ心持ちになる少女たち。女の子の心に触れていく8巻である。

  • まぁくんは女の子だったんですねえ。

  • まだ買ってない
    これだけ
    今度まんだらけ行ってあったら買う

  • ・大切な仲間とのお別れ
    ・アテナさん記憶喪失
    ・身近な誰かの女心
    ・喪服の女性とサン・ミケーレ島
    ・灯里の秘密の場所
    ・夏の終わり

    冒頭のエピソード(36話)が大好きです。
    ベタな話ではあるのでしょうが、それだけにキャラクタの心理描写の上手さが際立って見えます。

  • Amazonでも書かれてましたが、今までと比べると今回はほんの少し、内容が薄い感がありました。
    絵に関してはだんだんうまくなってると思いますが、私はAQUAの頃の絵のが好きです。
    あと、私はウッディーだけなんかキャラが浮いてる感じがあって好きになれないのですが、そのウッディーが私が一番好きなアリスといい感じなってたのが満点をつけなかった理由ですかね。
    灯里と暁ぐらいだったら気にならないんですが、藍華とアルみたいな露骨な恋愛描写はARIAの世界観には、すごく違和感を感じます。
    もちろん、天野さんが思うように書かれるのが一番良いと思いますけどね。
    それでも、やっぱりARIAの世界に恋愛描写を入れたのは失敗だったと、私は思います。

  • 夏の始まりから終わりまでを描いた巻。
    特に印象的なのは記憶喪失ネタという特殊な展開をこの作品でやるのかと思ってしまう疑問を逆手に取られたという印象を受けたアテナとアリスの絆を描いた回。つかみが凡庸に感じさせるだけに本当のことが明らかになっていくにつれてどんどん引き込まれる。二人の関係性にとどまらずそれを見る灯里とアリシアという話に持っていくのが本作らしい。
    季節の好き嫌いという一般的に何気なく語られやすいテーマに対してこの作品らしい応えを出す夏祭り回も考えさせられる。ゴンドラを中心に据えて物への愛着を描く回は擬音だけでこれまで通った場所をたどる演出や多くを語らないアリシアさんなど様々な要素が魅力的なのでよくあるテーマでも入り込み方が段違いと思える。

  • 8巻

  • 4861272246 177p 2006・2・10 初版

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著者プロフィール

天野 こずえ(あまの こずえ)
埼玉県出身の女性漫画家。1993年『アース』でエニックス第6回ビッグルーキー大賞佳作・ビッグステップ賞受賞。1994年「前夜祭」で『フレッシュガンガン』春季臨時号を通じてデビュー。
代表作は『AQUA』とその続編『ARIA』、小説・ドラマCDが発行された『浪漫倶楽部』、アニメ化された『あまんちゅ』など。

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