- Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861273704
感想・レビュー・書評
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大人になるということはつまらないことなのか問題。
子供の頃は早く大人になりたくて仕方がなかった。簡単なことを繰り返す日々に、子供だましのふざけた人間関係のなかに身を置くことが苦痛だった。だが大人になってみると、想像以上に厳しい現実と闘う毎日で、夢も希望も枯渇してしまう。たしかに大人はつまらないかもしれない。
けれど、その状況をつまらないと感じるか、おもしろくしようと意識するかは、個人の裁量で自由に決められる。少年時代より遥かに自由なのだ。どんな仕事をえらんで、どんな生活をして、どんな人と生きていくか、すべて自分次第。最初は心細いけれど、それを楽しめてしまえる人は、このお話でいうと特に灯里ちゃんタイプは、とても楽しい人生を送っているのが見ているだけでわかる。かくありたいものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
装幀/アイ・ディー・アール
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アリシアさんが怒らないわけを見習いたい。
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アリシアさんの裏誕生日
アリスと魔女のベファーナ
トラゲット
灯里の四季
叱らないアリシアさん
灯里と暁と星占い
年長組(アリシア・晃・アテナ)の友情、良いですね。
同じ職業とはいえ属する会社も違い、各々が多忙極まるためになかなか会えない。
そんな中でも何かをきっかけに会いたいと強く思ってくれる友人というのはとても貴重で大切な存在ですね。 -
10巻
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トラゲットの回に灯里の相棒として登場する、3人のウンディーネそれぞれの考え方に共感。失敗しても諦めないことだったり、一つのことにこだわり続けることだったり。
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これまでの中でも非常に考えさせられる秀逸な話の多く詰まった巻という印象。
Navigation46では、一人前とそれ以前での忙しさの変化という何度か繰り返されるテーマを先輩3人をメインとすることで逆に変わらないものを描き出しているのが非常に良い。この話にはARIAカンパニーの業務が詳しく描写されており、見所の一つである。ただ、この点はアリシアの配慮が忙しい中でのものとより良く伝わるのでもっと早いうちに出して欲しかったか。
クリスマス回であるNavigation47では「視点を一つ変えるだけで今を楽しめる」という他の回でも見られるテーマに対して、アリスが特に年少であることを利用して普段の一人前とそれ以外という変化ではなく子どもから大人への変化に対しての向き合い方として見せているのが良い。
Navigation50のアリシアとアリスという珍しい組み合わせから語られるアリシアの指導方針や占いの捉え方に変わった視点で語るSpecial Navigationなど、とかく考えさせられる話が多い。
それにしても灯里視点でこれまで何順かした季節を一回で語るNavigation49は読んでいて凄く気恥ずかしい。まさに恥ずかしい台詞禁止である。しかし、この台詞はこの話には使われていない。 -
水とゴンドラが醸し出す瑞々しくて綺麗な空気を素敵に思う一方で、
読んでいてどうにもモヤモヤしてしまう、すきになれない瞬間のある話も
幾つかあるシリーズだ。この巻のトラゲットから春夏秋冬の流れは特にその筆頭である。
ただその分も、魔女っ子ベファーナのエピソードのファンタジックさを
とてもすきだと思った。 -
整理ついでに久々に発掘したので登録。