イルゲネス-The Genetic Sodom ILEGENES-(下) (マッグガーデンノベルス)

著者 :
制作 : 黒乃奈々絵 
  • マッグガーデン
3.88
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本棚登録 : 220
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861274299

感想・レビュー・書評

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  • フォンがただの独裁ではないことにほっとした。
    フォンの行動は極端だったかもしれないが、イルゲネスの住人を想ってのことだった。
    ストーリー後のフォンが幸せに余生を送ることができたらいいと思った。
    そこはかとないBLの香りも好きだった。
    20世紀最大の独裁者は独.逸の方なのかと思った。

  • 下巻に入る直前頃から絡み合う各々の思惑がおもしろく、最後は綺麗にまとまっていてよかった。

    こういった場合には全てを操った天才的ポジションであるフォンが死んでおしまい、という展開のものが多い気がして、心配していたが、救いがある温かい展開だったので、嬉しかった。
    フォンもお咎めなしではすまないだろうが、彼も被害者・功労者ではあるのだし、私としてはとにかく、一方的にフォンが糾弾されて終わるのではなく、ジェイクがこれからもそばにいてくれて彼なりの幸せな未来を掴めそうなのがほっとする。
    漫画版を先に読んだので、情が移ったゆえの感想かもしれないが……。

    相変わらずジェイクが最後までかっこいいし、いいところを持っていくので、やはりレイよりも主人公らしく見えてしまうが、作中の立ち位置的には確かにレイが主人公らしい役割をしているし、ちょっと不思議な感じはした。
    しかし、下巻はおもしろく読めた。

  • 面白かった。
    ジェイクとフォンの絆が良いね。
    あとニコラスの嫉妬がちょうどいい感じ。
    最初から最後までフォンの思惑通り?まるで孫悟空のお釈迦様だな。テーマは遺伝子操作の発達した社会の弊害。生物のどこからどこまでが心があって、意思表示ができるのか、生き物の権利とは何をさすのか、けっこう重たいテーマ。

  • 上巻のレビューにも書いたけど、殺伐とした雰囲気がすごい。
    SFよりも政治的な思惑とか策略とかのほうが割合多くて、途中で「わたし何読んでるんだ?」状態でした。

    バッドエンドを予想してましたが、それなりに幸せな結末でよかった。ジェイクとフォンの揺るぎない友情にきゅーんとする。
    エスは出て来なかったけどどうしたのかな。ジャニスだって言ってたのが実はエスだったりするんだろうか。うーん考えすぎか?
    セレナとレイのその後とか読んでみたいです。

  • 借り物。
    ジャンルこれで合ってるかなぁ。

    過去とかこれからのこととかいろいろ物足りないぞー。
    もっと読みたい。

  • 桑原水菜×黒乃奈々絵でこの表紙って、

    絶対ガチだ!マッグガーデン狙いすぎだろ!

    と思ってネタ半分で読み始めたら、意外にただのニアでした。

    遺伝子産業で発展した島、ゲネティック・ソドムで、
    独裁者となりつつあるフォン、フォンの片腕だったジェイク、フォンの暗殺を企んで島に乗り込んだレイ、
    を中心に、
    虐げられている人造体vs人造体を見下す天然体の戦いが始まる。

    うーん…

    遺伝子をいじって親の望む子どもを作る、とかは壁井さんの「カスタム・チャイルド」を思い出すし、

    独裁者のように振る舞う権力者が、全てを収めるために自分を絶対悪に仕立て上げる、とかは「コードギアス」を思い出すし、

    それにしては、全体的に浅いと思いました。

    せめてルルーシュエンドだったら、もう少し心動かされないこともなかったんだが。

    そもそも「炎の蜃気楼」も三巻で断念したあたしには、桑原さんの文体が合わないようです。

    それでも、この話から13年前の、少年・軍服・寄宿舎っていう漫画版も読んでみるだろうと思います。

  • 表紙はアレやけど、中身はちゃんとSFでした。ラストまで何が何やらわからんかったけど、ハッピーエンドで良かった(^ω^)

  • とりあえずはハッピーエンド・・・かな。コミック版で彼らの先を見てみたいなぁ。

  • 物語が場面ごとの切り貼りのような感じがします。でもストーリーは面白く、フォン、レイ、アンジュやジェイクなど登場人物がとても素敵でした。特に、フォンとジェイクの友情には感動です。

  • レビューは上巻参照。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計630万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、『遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠』からはじまる「西原無量」シリーズ、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2018年 『カサンドラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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