戦国妖狐 1 (BLADEコミックス)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 429
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861275227

感想・レビュー・書評

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  • 超久しぶりに読み返してみた
    本作の巻が進む毎に勢いとスケールを増していく熱量は結構好みだったりする
    第1巻時点ではその熱量は大人しめなんだけど、それでも後々へ繋がっていく要素がちらほらと既に見えている点は満足できるね


    人間嫌いで仙道の迅火、人間好きで妖狐のたま。強さを求め二人を追いかける人間の真介、改造人間として闇(かたわら)に近い存在となった灼岩
    人と闇が共に在った戦国の時代に出会った四人から始まる物語
    人と闇が共にあるから人は簡単に闇になってしまう。そして闇は人を襲う
    誰かが正さねばならない状況。そこで色々と反対の要素を持つ迅火とたまが世直し兄妹として行脚というのは面白いね

    ただ、問題なのが世直しの中で闇を退治することもあれば、人を懲らしめることも有るということ
    灼岩への横暴を知り、暴走していた灼岩を倒した後は断怪衆の総本山に乗り込んでしまう流れはちょっと凄まじいね(笑)

  • 面白い。
    戦国時代を舞台に、人と闇(かたわら。妖的なの)の狭間を描いた作品。
    特に、人だけど人間嫌いで闇が好きという仙人、迅火の物語のようです。

    ◆構造
    1巻時点では、所謂「妖怪人間ベム」的な構造に見えます。
    人と異なる種族の存在が、人の在り方を愛しく思って人になろうとしたり、人の守り手たろうとしたりする系統。
    ベムや仮面ライダーやウルトラマンなど、昔の物語のひとつの王道ですね。
    ただし本作では、迅火の立場はそれらと逆。
    そして彼らのパーティは、人、闇(人が好き)、人と闇の間、迅火自身は人(闇が好きで人が嫌い)とバリエーション豊富です。
    15年前の作品なので目新しさはありませんが、面白そうな雰囲気です。

    ◆時代背景
    タイトルにあるように、まさしく戦国時代。
    桶狭間の戦いが1560年なので、信長が歴史の表舞台に表れて少し経った頃、というところですね。
    比叡山延暦寺の焼き討ちが1571年で、寺社勢力が強い時代と言えるのかな。
    1巻時点では、その自社勢力が当面の敵っぽく描かれたので、いきなり強く、かつどこに旅しても登場しそうなところに喧嘩売ったなぁと。
    戦闘成分の途切れない作品になりそうですね。

    ◆力
    「力がある奴はなにしてもいいんだ!!」
    度々語られているので、おそらく本作のテーマのひとつなのかな。
    実際真理だと思うし、変な綺麗事に流される作家でもないと思うので、これをどう物語で描いていくか楽しみです。

    ◆迅火とたまの関係性
    これから語られるとは思いますが、彼らの関係性って結構謎ですよね。
    単に長生きしているからたまが姉、ってことではないと思うし、迅火はたまの言うことを迷いなく実行しているように見えます。
    信頼があるのか覚悟があるのか契約があるのか。
    なんにしろ、なかなか興味深い関係です。
    謎が明かされるのが楽しみです。

  • 戦国時代で、妖怪と人間の間の人々の話。
    ある意味オーソドックスすぎるけど、期待は出来る作者さんなので、どうなるのか楽しみにはしつつ、普通だったので星3つ。
    ただ、力に対する態度は、やっぱりすき。

  • 妖狐の姉と人間の義弟。
    人間なのに人間嫌いの弟がドンドン強くなって行くと良いなぁ。迅火のキャラは好きです。
    ちょっとだけ触れた迅火の過去が涙を誘います。

  • 惑星のさみだれから、水上悟志の名前を見て買いました。
    とりあえず、タイトルの「戦国」の部分は無視して読むといいと思います。

  • 水上悟志さんの作品なので買ってみました。
    惑星のさみだれで惚れてしまったので、また楽しませてくれるかな?と思ったのですが、まー、面白かったです。
    3人がメインキャラかなーといった展開ですが、兵頭真介が一番好きですね。そして灼岩は良いメインヒロインですね。
    7巻まで一気に読んでしまったので、ざっくりといきます。

  • 絵は少し荒いけど、それが世界観にとてもあっていて面白い。キャラクターも全員魅力があり、読むうちに自然と物語に引き込まれ、ついつい続刊に手が出てしまう。

  • 引きつけられるものがちょっと少なめ。
    設定が細かいからかなぁ?

  • まだ状況がごちゃごちゃしてたりしてグッと引き込まれる感じがない。だが惑星のさみだれと同様中盤~後半からの盛り上がりを期待してもう少し買ってみようと思う。

  • 良い感じに熱くなりそうな話で続きに期待。

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