にがくてあまい 4 (マッグガーデンコミック EDENシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861279355

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  • マキがポチと一緒に謝りに行ったというエピソードが切ない。
    よくわからないけどご主人様が悲しそうだから
    しゅんとしながら付き合ってくれる犬らしさがたまらない。

    事務所が風花推しの乗り換えてミナミが落ち目扱いされる中、
    若い才能に対する敗北感から、これは自分が翼に与えたものではないかと気づく。
    マキさんは普段ミナミと仲良しではなくても
    落ち込んでいるミナミに味方し、渚と喧嘩するが、
    渚はヤっさんにガキと言われ、自分でも気がつけて
    きちんと「さっきは悪かった、ごめん」と謝れるところが偉い。
    謝れない人というのは意外に多いものだ。
    渚に渡された絵を見て「この子達の期待を裏切らないようがんばる」と言えるミナミが可愛いと思う。

    CM撮影当日一度は諦めそうになるものの、
    いちじくのタルトをマキさんが言って渚が持ってきてくれる。
    外から見えないから無花果と言われるが、
    実の中にたくさんの花をつける。それがミナミみたいだと思った、という渚。
    翼も、おとなしい外見と裏腹に激しいと春子のことを評していた。
    兄弟だから、感性も近いのかもしれない。
    「あんなに苦しい重いをさせたあたしのこと
    どうして好きでいてくれたのかな」
    とミナミが自分の気持ちが言えるのも、渚だけだろう。

    撮影相手を渚にチェンジする辺りは滅茶苦茶だが
    それが通るのも、健吾には代わりのCMをあてがいブレイクさせるマキさんも恰好良い。
    CMで違う表情を見せたことで、メンズ誌という
    違った畑から仕事がくるのもリアルだし良い。

    ハミドさんのエピソードも癒やされた。
    スポーツ誌がただのセクハラではなくて、
    下町のおじさんたちなりの気遣いだったというのも微笑ましいし
    ハミドさんが無事で良かった。

  • 高校時代の若気の至りをずっと心の棘として抱えていたマキ。
    トマトの苗を守ることで棘は抜けたのかな?
    傷痕は消えないかもしれないけど、子供時代の怪我の痕みたいに笑い話に出来る日が来る予感がして、思わず笑顔に。
    ミナミもやっと前に進めそうで良かった。
    陽ちゃんの「お人形じゃないんだから」ってのがいいよなぁ。
    何が一番いいのか、自分で考えて、自分で決める。
    どんな仕事でも、これが意外に難しい。決定権は持たないほうが楽だしね。
    壁にぶつかった時、自分の決定が不安な時、私にも誰か無花果のタルト持ってきてくれないかなぁ。

  • 料理中心からストーリーに重点が置かれるようになった。エピソードもやや重めで、読みごたえあり。

  • 渚の熟女ウケの凄さ。ファンクラブみたいになってる。スポーツ新聞のさぷらいずは優しさを感じた。

  • ミナミの心情がよくわかる回。周りに助けられて自信を取り戻す、すごく良い関係だと羨ましく思う。

  • 巻が増すごとにキャラの内面を深く掘り下げているのでとても読みごたえがあります。トマトの苗をダメにしたことをポチと一緒に謝りに行ったエピソードでマキがちょっと好きになりました。ミナミが中心のお話で進んだ巻でした。
    芸能界って大変なんだなあ。
    無花果のタルトがすごくおいしそうでした。炊き込みご飯も白味噌のちゃんこ鍋も。

  • 渚の亡兄の元恋人で人気アイドルのミナミを巡る問題がきっかけで、対立が起こる。渚の後輩や関係者らを巻き込んだ戦いが始まるのだった。そうして、相変わらず噛み合わない男女の同居生活第4弾。

  • ミナミちゃんが一皮むけましたね。いちじくのタルト食べてみたい。

  • 噛み締めるとあまくてにがいみたいな、巻を重ねるごとにじわじわと面白くなっています。
    江田と渚の関係は危ないバランスで保たれているのに、なんか落ち着く、この二人好きです。
    今回は豆乳のちゃんこ鍋が美味しそうでした。江田が食べられないメニューって珍しい。

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著者プロフィール

東京都出身。広告代理店勤務を経てフリーのイラストレーター、マンガ家になる。代表作に『にがくてあまい』(マッグガーデン)、『ZERO ONE』(朝日新聞出版)。

「2016年 『にがくてあまい公式レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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