VIVO! 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861279690

感想・レビュー・書評

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  • 2巻は勢いがあってかつシンプルで、まとまりがいい。VIVO!ではこの2巻を一番よく読み返す。

    2巻は井崎先生の過去編からスタート。1巻で「昔からの友人」と語られた、井崎、ナカムラ、東本の3人の出会い。凛々しく男気あふれる井崎は、深窓のお嬢さまだった。女性にしてはやや固く思われるあの口調は、伝統や格式で自分を縛り付ける家への反抗の印だ。意外にドラマチックな出会いだったけど、井崎を受け止めたのがナカムラたちでなく、ナカムラのじいさんなのがいい。人生の大先輩に自分の内面を理解してもらい、受け止めてもらえたことの意味はとても大きなことだと思う。その大先輩に、自分の悩みが間違ってないと言ってもらえたから、自分の暴挙に腹を決めることができたのだ。

    母親が井崎の居場所を見つけて乗り込んできた時には、彼女の口調は井崎家のものとはまるで変わってしまっていた。あんなに努力しても変えられなかったと言っていたものが、ものの3日でだ。口調がナカムラじいさん風なのは、目標とする人を真似た結果かな。井崎が、普通の人と違うと感じていたものの中で一番象徴的だったものが言葉遣いだ。会話において、真っ先にその人物の印象を左右するのが言葉遣いと言ってもいい。そのくらいに言葉遣いは人のイメージを決定づけ、また、そのくらいその人物の内面や人生を反映したものだと思う。

    つまり、コミュニケーションの第一段階である会話で、彼女は周りと接触する窓口すら失っていた。その結果周りから浮き、家ではその孤立を正とされ、現実と家のしきたりとの間で一人苦しみ続けていた。その迷いに自信が持てたとき、家のしきたりを振り切って最初に手にしたのは「普通の言葉遣い」だった。それは、それがコミュニケーションにおける第一段階であることを、彼女が本能的に理解していたからではないだろうか。

    そして新キャラクター・蒔田弥生が登場。単純明快・明朗快活な女の子は大好きだ。付き合いやすいタイプで、見ていて楽しい。自分の感情に正直で、好意もガンガン押し出す。かと思うと、結子の若干引き気味の反応を察した後は表現を控えるなどの機転も持っている。素直なんだけど、一方通行の感情押しつけではなく相手の反応も考慮できるイイ子だ。結子のことは本能的にいい人と感じ取った感じがする。動物的だけど、それはすごい才能だと思う。

    結子が田辺さんに陥れられそうになる話は、まあよくある話だけれど…。結子ではないけど、集団を味方につけた女子は本当に怖いと思う。男子はそういう空気に疎くて、かえって撹乱するあたりの描写も漏れなく(蓮田)。結子のピンチに駆けつけて啖呵を切る弥生ちゃんがいい子や…。

    弥生ちゃんが来てくれて結子が感じたであろうことは、感情表現の大事さだと思う。弥生ちゃんが臆すことも隠すこともなく、力一杯怒りを表現してくれたことが、すごく嬉しく心強かっただろう。感情をぶつけることは負の面で捉えがちだけど、大切なことは遠慮していても伝わらない。子供のように全力で感情をぶつけるのは未熟だけども、相手を攻撃するのではなく守るための感情表現は大事なことだと思う。自分を守りながら、周りも守る。もっとも弥生ちゃんも勢いはあるけど口では負けそうで、結局佐野の溜まりに溜まった我慢の決壊によって決着したので、熱さと論理性と両方必要なのだけれども。でも、引っ込み思案にとっての第一歩になるはずだ。

  • 世話好きの男子っていい。

  • いっちゃん面白いのは一巻だけれども、末にある作品が好きだった。

  • 井崎先生との出会いのところ、よかった。
    おじいちゃんの言葉がいい!
    登場人物がそれぞれに輝いてきた!

  • 「自分勝手」でいること、
    「人を人のままに放っておくこと」というのは
    できそうでなかなかできないことですよね。
    一つ間違えばただの無責任で迷惑な人になってしまうし。
    (まあナカムラ氏は実際迷惑な人だと思いますがw)

    でも、最近自己啓発書のタイトルなどで見る
    「素」というのは、実はこういうことではないかと思います。
    自分は自分であり、他は他であり、それでいいのだということ。
    自分が他を受け止めている分、他もそうしてくれる、
    そんな関係がいいなぁと思う作品です。

  • 今までにない学園ものです。
    学園ものによくある熱血だとか、問題児の更正だとかそういうものは一切ない。(みんなある意味では問題児ですが…(笑))

    ただ、登場人物のそれぞれの思いだとか、考えだとか、きっと誰もがもったことある気持ちだと思います。
    特に進路の話はドキリとした。
    そして、住吉の感じる女にしかない世界、本当によくわかる。
    空気の読めない男子…、もう、胃が痛くなる…!!

  • このコミックってナカムラの物語でなさそうなのに、いちいち何もしない言動が気になるという不思議な現象に陥るのだったwwww 
    あの同好会の面々はいいバランスだよなぁ。でもただその中でこどもたちが『いいオトナ』になっていくハートウォーミングなストーリーはちょっと遠慮したいと思ってみたりwwww
    ま、そういう時のナカムラだなwwwww 

    いいですな、基本何にもしてないナカムラww 

  • 超絶自分流の教師・ナカムラ。彼を教師にしたきっかけの友人・井崎とはどういう縁なのか。用務員をしているこーちゃんも含めて、3人の出会いのエピソードが描かれる。その他、「架空物具現化構想同好会」に新たな入部希望者が…!?

    2巻も面白いです!今回はナカムラよりも生徒たちがクローズアップされている感じかな。新入部員も入ってちょっと賑やかに…。

  • 番犬いいな
    青春ドラマだ

  • 何だかんだ先生やってる

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