旅名人ブックス110 台北歴史散歩 (旅名人ブックス 110)
- 日経BPコンサルティング (2008年7月3日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861303500
作品紹介・あらすじ
台湾を代表する台北は、台湾の近現代史の舞台でもある。清代後半から日本統治時代、蒋介石政権以降も含めた台湾の歴史を現存する建物などを通して紹介する「見る台湾史」。
感想・レビュー・書評
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10年ほど前の情報だが、歴史を知る目的なら十分活用できる。建造物の設計者や建築された背景が詳細に記され、さらに当時の政治を知ることもできる。今まで疑問に思っていたことが明らかになった箇所もあり(蒋介石の政策など)、観光案内というよりは歴史書と言えるだろう。
特に感動したのは豊富な写真。意外にページ数が多く、大きさの割に重量がある。著者の厚い思いが随所に盛り込まれ、これが重さの一因かも。(笑)
以前行った場所についても再確認と同時に知識が増え、とても楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝鮮戦争で相当破壊されたり、あるいは植民地統治の象徴である総督府を取り壊した(景観・風水的に鈍感な場所に建てたという理由もある)りして、植民地期の遺物についてはどこか羞恥や汚点、嘆きの感覚がつきまとう韓国に対し、外見的には相対的に日帝期の遺物がいい状態でより残っている台湾の歴史ガイドブックで、お宝がたくさんあり好きな人は楽しくて仕方がないと思う。もう少し詳しいともっと嬉しいけれど、初めてで短い滞在なら本書があればかなり楽しめるし歩きながら自分でも発見できるだろうし。
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