オモチャになりたい (DARIA BUNKO)

著者 :
  • フロンティアワークス
3.24
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861343254

感想・レビュー・書評

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  • 年下攻めの先生同士もの。セフレ感あふれる付き合いにプラスして受けがめちゃめちゃネガティヴ。ネガティヴな空回り受けが平気な人はいいけど、人によっては読んでてイライラするかもしれない。個人的には攻めの言葉遣いがちょっと柔らかい感じ、超性癖なのでそこに萌えた。

  • たまたま相手に惚れられたストーカーと自覚する攻めですが、生ぬるいストーカーだなと…。まあ、別の男からストーカーされる受け(高校の時の先輩)のために、同じ職場へ転職しちゃうのは、そうとも取れる行動だけど、もっと執着じみたどろどろが欲しかったところ。
    後たまに「~なさいよ」とかのインテリS口調がオカマさんみたいに聴こえるとこがあった。笑

  • もうアレです、まさに『破れ鍋に綴じ蓋』カップル。 
    攻めのS度合いはすごく嫌だったんだけれど、受けのM度合いは好きだ。

  • 頭の良い攻めと頭の弱い受け。なんとなく違和感を覚えていても、疑わないようにしているのか、それとも本気で気付かないだけなのか。そこが少し気になるところ。

  • 高校教師カップル。
    高校時代同じ学校に通った先輩後輩の仲である世都と杜和。しかし世都は目立たない美術部員、杜和は水球の花形選手。学年も2つ違いで接点はほぼなかった。一度だけ話した思い出を大事に守ってきた世都だったが、ある日世都の勤める学校に杜和が中途採用でやってきて、襲われたところを助けられ、一緒に住むようになり・・・。ラブラブなはずなのに世都は杜和に怒られてばかりで・・・・。
    最後にありますが、まさに対象に惚れられたストーカーの話って感じです。
    杜和の執着心は怖いくらいなんだけど、それを表に出さず惚れてる世都を恐ろしく束縛してるんだけど、かなりストーカーじみているという。
    純粋なような行き過ぎてるようなお話です。

  •  もうじき三十だというのに、顔も身体も『子ども』らしすぎる石原世都は、気が弱い私立高校の美術教師。
     子どもっぽい見た目から生徒からの扱いも軽いものだし、「美術」という受験には何の関係もない教科の担当のせいで職員室にも居場所がない。
     そんな世都にも秘密が一つだけあった。
     それは、年下の同僚・千澤口杜和と恋人同士でしかも、同棲しているということだった。

     実は、世都と杜和は高校の先輩・後輩の間柄だったのだが、水球部のエースとして活躍している杜和を美術部に所属していた世都が一方的に見つめるだけの関係だった。
     言葉を交わしたのはたった一度、世都が他の水球部の連中に絡まれていたのを杜和が助けてくれたのだった。

     そんな時を経て、再び同僚として再会した世都と杜和だったが、世都が付きまとわれていたストーカー男に襲われたのをきっかけに、「放っておけないから」と世都は半ば無理やりに杜和の部屋に匿われることになる。
     そしてそのまま三ヶ月――。
     何度か荷物を取りに自宅へと帰ったけれども、その往復は杜和の車で杜和の護衛付きでの行き来で。
     ついには、家賃を二重に払うのが「もったいない」という理由で世都の済んでいた家を解約されてしまう。

     とんとん拍子に進む物事に、世都は困惑する。
     そして何よりも「どうして自分を抱くのか?」との問いに杜和に「そんなことどうでもいい」としか答えてもらえなかったことに、自信を喪失していて、杜和が傍にいてくれるのなら「何でもする」状態になってしまう。
     ましてや、自分のどんくささから、呆れたような返事しかしてもらえなくて、ますます世都は杜和の言いなりに……。
     そして何かと失敗をやらかす世都に対して杜和がする『お仕置き』はエッチなものが多くて、いつも死ぬほどヤらしくて、お仕置きなのについつい世都は感じてしまい、その行為に溺れてしまう――。

     という感じの話でした。
     実は杜和は世都のことを最初に会った時から気になっていて。
     世都がストーカー男と知り合ったSNSの管理をする会社に勤めていて。
     世都の居場所を知って、その仕事を辞めて世都の職場に再就職してくるくらい世都を独占したいと思っていて。
     無理やり同居を押し通したのも、杜和の独占欲の表れなんだけれど。
     ちょっと天然でぼけたところのある世都は気づかない。
     気づきそうになったら、杜和がエッチで陥落させちゃうから、いつも答えまでは行き着けない。
     そういう二人の関係で。
     杜和は自分でも自覚しているとおり、「対象に好かれたストーカー」。
     世都の泣き顔が好きという鬼畜っぷりで。
     それゆえ、世都を困らせたいから自分の気持ちをはっきり伝えようともしない。
     結局、最後までそういう甘い雰囲気になりませんでした。

     まぁ、内容についてはそんな感じなんですが、個人的にびっくりしたのはこの作者さん、こんな話も書けるんだ!? ということ。
     近頃この作者さんの話を読むことが多いんですが、大体が胸の苦しくなるような切ない系の話が多い作者さんのイメージだったんですが。
     今回のこれはやたらえっちなシーンが多い。
     普通に会話しているよりも、そっちのシーンの方が多いんじゃないか……と思うくらい。
     確かに、杜和に本当の気持ちを言ってもらえない世都の気持ちは切ないっちゃ切ないんだけど、でもやることはバンバンやってて……。

     かなりびっくりしました。

     いつものようなちょっぴり切ない系の話を期待するのであれば、オススメできませんが、個人的にはこれはこれで有りだと思うので、ちょっとえっちが濃くても大丈夫! という人にはオススメします。

  • 可笑しくてニヤニヤ楽しかったwwけど最後の攻め視点書下ろしは萌え足りず微妙かなww でも結構満足。誰がストーカーやっつーねwww

    照れ隠しなのか冷静無感情高飛〜天然エスな攻めが異様に可愛く思えてww素直に拗ねなさいww

    受けばかりが振り回されているようで、その実、攻めは仕事まで変えてるし、不機嫌なのは全て受けに恋人の自覚が足りないせいであって、お前かなり好きだろってw分かりやすい事この上ない態度wwなのに、分かってないのは受けばかりwwwww

    この作家さんのこういう攻め好きだな〜。「キスができない、恋をしたい」の攻め思い出したw これより変態臭くはなかったけどwww

  • たぶんこれも好き嫌いが分かれる作品ですねwww
    私は大好きなんですけど^^;
    まぁなんというか、破れ鍋に綴蓋な二人の話。
    何も考えずにただ楽しんで読みましたw

  • 崎谷はるひの特徴が出まくった一冊でした。ドSな攻と幼児化したドMな受のバカップル話で、それなりに面白いんだけど何冊か読むと異口同音なのでちょっと食傷気味。

  • 高校の美術教師・世都は同じ高校の英語教師・杜和と同棲している。高校生の時から好きだった年下の杜和と偶然同じ職場で働けてしかも同棲まで。でも自分に自信のない世都はいつもおどおど。

    崎谷先生の好きな“眼鏡短髪S×天然エロおばか”若干ストーカー物。
    その中でも攻めの杜和はもっともS度が高くエロに特化(崎谷先生談)
    で、いつもの言葉攻めH。Hシーンは当然長くてエロいのですが、そこに言葉攻めが入ってる分、更にエロいです。崎谷先生のキャラ達は大概喋りながらHしますよね。

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

崎谷はるひの作品

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