恋と告げるまで (DARIA BUNKO)

著者 :
  • フロンティアワークス
3.22
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本棚登録 : 63
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861343469

感想・レビュー・書評

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  • 「期間限定の恋人」のスピンオフお兄ちゃん編。
    まあ、そうなるよね…という感じの話だったのと、受が個人的にあまり好感の持てるタイプではなかったので評価は低め。
    後日談は複数カップル出てくるBLにありがちな”うちの嫁さん自慢”が苦手な自分には、完全に蛇足でした。

  • 「期間限定の恋人」で、傲岸不遜なライバルの高村に大事な弟の由耶をとられちゃったお兄ちゃん救済ストーリーです。
    ハイスペックな男である政之の相手に、一体どんなキャラが登場するのか非常に楽しみでした。個人的には政之受というのに期待したわけですが、結局無難に由耶と似たタイプの透というカワイイ受で落ち着きましたね。

    政之が意外な持ち味のあるキャラだったことが、今回の発見です。ハイスペックで弟を溺愛する真面目一本の男かと思ったら、すごく天然でかわいいところがあっていい人でした。前作の時には由耶の恋路を阻む役柄だったので、ちょっとうっとおしかったりしたのですが、性格的には高村よりずっと温厚で思いやり深いじゃないですか。
    そのせいで透に誤解されて、ちょっと損な人柄です。
    エリートなのに意外にオカンで面倒見がいいところにはキュンときました。

    透は藤代商事のイメージ戦略プロジェクトに起用された若くて人気あるイラストレーターで、政之と一緒に仕事をするうちに深い仲になっていきます。なにもかもが対照的で両極端にあるといってもいいくらい接点の無さそうな二人ですが、それゆえ惹かれあったのかなというのが読んでいて面白いところでした。
    透がとても自由奔放な性格で、小悪魔ちゃん。クソ真面目な政之はパッと見そんな透に振り回されてるのかな?と思いますが、そこはオトナの余裕と驚くべき天然仕様で無意識のうちにどんどん透をトリコにしちゃっています。
    始めは軽いノリでうきうき恋していた透が、政之に夢中になって不安になったり後ろ向きになってしまったりする姿に切なくさせられます。

    すべては、言葉の足りない政之の失策なんですけどね。
    恋に不器用なくせに、不慣れなはずのHは絶倫という政之のギャップに当惑しながらも萌えたのは、透だけじゃありません。
    エロ的には受が積極的でオープンなのが特徴。でも、甘え上手でかわいい。濃厚で読み応えあります。

    最後のオマケマンガが最高でした。天然すぎ~!

  • 会社社長令息×新進気鋭イラストレーター

    商社のイメージアッププロジェクトに器用された主人公は、会社のパーティに出席するが、その席で寄った客にからまれて喧嘩になりそうになる。そこへ割って入ったのはそのプロジェクトの責任者にして社長令息の男だった。
    初対面の印象は最悪だったが、「イメージを作るためには会社のいろんな面がみたい」という主人公のわがままをきいてくれ…。

    まあ、ものすごく味気なく言ってしまえば、家柄・ルックス・仕事と3拍子そろった男が、美人な受けにほだされる話です(笑)
    とはいえ、なかなか読みごたえがあるというか、さらっと楽しく読めました。
    ちょっと★4つにならなかったのは、ここまで主人公をビッチ風味にする必要があったかなぁと残念に思ったから。
    「期間限定の恋人」とリンクしているようなのですが、今のところそちらのカップルは興味ないかな…。
    時間があったら、ですかね。

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