ぜんぶ、猫のせい ~木蘭町の謎解き事件簿~ (DARIA BUNKO)

著者 :
  • フロンティアワークス
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本棚登録 : 137
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861346231

感想・レビュー・書評

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  • ムクさんの絵に引かれて手に取りました。美形な引きこもり探偵・育真×家政婦のバイト・知可。ゆるい感じの謎解きミステリー、情緒ある商店街、そこに絡めた育真と知可の恋愛模様もゆっくりで、ムクさんのイラストも相まって雰囲気を壊す事なくすんなりと読めました。猫にしか興味がない癖のある育真を、知可が飼い慣らしていくのも面白い♪ 老猫チビとトラもいい感じ、脇の人たちも魅力的で続きがでたら読んじゃうなぁ

  • 引きこもり探偵×売れない漫画家の家政婦という
    カプです。
    攻めが引きこもりっていう設定なのですが、
    読んでいくと出不精?って感じでした。
    ミステリー的な要素もありますが、
    そんなにどっぷりって感じでもないので、
    探偵ものっていうとらえ方の場合は
    少し物足りないと思いました。

  • 攻め:探偵・庚育真
    受け:五十嵐知可


    漫画家のアシスタントをしていた知可は漫画家がデジタル移行することになり仕事が無くなった。父の上司の弟の世話を住み込みですることになり…。


    和泉先生はサスペンス(謎解き)はあまり得意じゃないのかも?何度も書き換えたそうで、読んでいても確かにリズム感の悪いところがあった。
    全体的に終わった感じとしては悪くなかったし、この二人の今後も読みたいけど、この調子なら書くの大変かも。

    二人が出来上がるまでがまどろっこしいけど、出来上がったらいちゃいちゃ度がかなり多いみたいなので続きは読みたい。


    挿し絵がムク様なんだけど、この先生の局部描写を初めて見た!なかなか好き〜♪

  • こちらも小椋ムクさんの表紙買い!キャラは好き。シリーズ化したら読みます。

  • あらすじに惹かれて購入したんですが、面白かったですね。なんとも謎というか掴みどころのない攻と受の会話も面白かったですし、軽いとは言えちょっとした謎解きやほのぼのした町並みにホロリとくるエピソードも添えられていてとても満足しました! なかなか自分の気持ちが好きということだと認識で出来ない攻めにちょこっとイラっともしましたけれど♪ 是非本格的に探偵業を再開して漫画家のかたわら相棒として動く二人を読んで見たいですね♪

  • 探偵に相棒はマスト。推理小説には腐女子の心をくすぐる要素があったりします。
    こちらは、猫を愛するがゆえに引き篭もってしまった探偵屋と、そんな彼の日常救済に雇われた元漫画家アシスタントの日々を描いた話です。
    探偵、事件簿、というので、ものすごい犯罪が待ち受けているのかと期待したら当てが外れるけど、事件はちゃんと勃発していますww
    ミステリーっぽい味付けのBLという気持ちで読むと、かなり面白いです。
    …本格ミステリ期待して読む腐女子は、いないですよね?

    サブタイトルにあるように、木蘭町という小さな町が舞台です。警視庁勤めの父親から頼まれて、チカは育真の家で住み込みのバイトをすることに。
    最初チカは、猫を猫かわいがりする育真と上手くやれる自信はなかったのに、餌付け?に成功したのか、なぜか気に入られてしまいます。

    二人の距離がだんだん縮まっていく様子が、読んでいてとても楽しかったです。猫をかわいがるあまり行動範囲が狭い育真ですが、家の中の描写も木欄町商店街の風景も退屈することなくて面白いんです。
    二人のやりとりもほのぼの。チカは、自分が育真にとってどんな存在なのか気になって気になって仕方ありません。育真は、手は出してくる!けど言葉が足りないんですよね。信頼されてるようだし、鷺沢に対してライバル心あるし、なんとなーく、家政婦から相棒へと格上げされたりしてる感じは伝わってくる…みたいな。でも、決定打がなかなか出てこないんですよね。

    チカも恋愛には不慣れだから、自分の気持ちを上手く伝えられません。
    そんなチカが「これから買い物行くけど、何か食べたいものある?…僕以外で」などと新妻発言した場面では、悶絶しました!きゃー、こっちが照れる!ニヤつくシーンがいっぱい。
    それだけ、分厚いページ数でもありましたが…でも、面白いのであっという間に読めちゃいます。

    事件が起きることで二人の周囲に様々な興味深い人物が登場します。
    春画事件は、小椋ムクセンセの春画イラストも必見です…
    廃校での今どきなマッピングも、世情を反映しているなと。
    事件性に関しては、一歩手前なゆるいかんじでしたね。トリックとか巧妙な手口とか、そういうのがあればもっと盛り上がったかもです。スリル、サスペンスは正直少々不足気味でした。
    でも、商店街を中心に起きていく謎を解き明かしていくうちに、二人の仲がだんだん深まっていくのには引き込まれました。
    育真の唐突なエロ暴走も、なんだか納得させられちゃいました。

    二人の夫婦探偵業、続きがありそうです。野間や松永など、気になる男前がうようよしているので、事件性の高い今後の展開待っています。

  • ミステリBLいいわあ。シリーズ化して欲しい。

  • ★3・7
    分厚い!(笑)それに見合うがっつり読み応えのある内容で面白かった~!恋愛ミステリーというか、ミステリー部分が占めてる感じでBL要素は薄かったかな;別にそれがなくても成り立つお話だと思いました。でもやっぱりもっとラブ欲しかった!(笑)一応くっついたけど、まだまだお話広がりそうだし、シリーズ化とかしたらいいのにな~。育真視点でも読みたいし、ムクさんが書かれてた猫視点も楽しそう。

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著者プロフィール

「清澗寺家シリーズ」(幻冬舎コミックス)や「キスシリーズ」(講談社)など、多くの人気シリーズ、著作を持つ作家。ドラマCD化した作品も多数ある。特に名門華族・清澗寺家一族の大正時代から戦後までのドラマを描いた「清澗寺家シリーズ」は熱心な読者が多く、完結を記念して完全予約限定のファンブックが発売されるほど。

「2019年 『キッチンカー鎌倉、推して参る 再出発のバインミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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