転生不幸 ～異世界孤児は成り上がる～ 1 (アリアンローズ)

著者 : 日生

• フロンティアワークス (2015年8月12日発売)

作品紹介・あらすじ

魔法があって夢も広がる異世界。だけど私には…お金が無い…!?雷に打たれ異世界へ転生してしまった主人公・エメ。自由気ままな研究者だった前世とは違い、超ド貧乏な孤児として人生をリスタート!私の魂の受け入れ先はここ以外になかったのか-と神に問う時間も、挫けているヒマすらも惜しい彼女は、姉・リディルと共に安定した生活を求めていた。そんな中、疲労によって倒れてしまったリディルをつれて駆け込んだ薬屋が、エメの運命を大きく変える!?旺盛すぎる好奇心で劇薬まで作っちゃう少女の、人生を切り開く成長ストーリー第1巻!

感想・レビュー・書評

[goya626さんの感想 · 2024年1月26日]

転生したけれども、チートな能力は与えられず、幼くして７歳上の姉と二人、路頭に迷うことになるというあれあれな展開。ここからのエメが逞しい。前世の久靴磨きの知識を生かしたりして、なんとか生き抜いていく。転機は、姉の病気をきっかけに、愛想のない薬屋の女主人のもとで働くことになったこと。エメの好奇心豊かで逞しいさまが心を躍らせるし、薬屋の訳あり主人ジゼルと姉のリディルとエメが家族になっていくさまがいいねえ。この作者、上手いよ。これが出版デビューとはたいしたものだ。