翳りに木漏れ日、それから緑

  • フロンティアワークス
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本棚登録 : 108
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784861348136

感想・レビュー・書評

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  • あまりストーリーにそそられず
    リタイア

  • kindle_unlimited

  • 家督を相続したばかりの黒木はとある晩餐の席で放蕩息子と噂される学友の有馬と再会し、自由で明るい有馬により一層惹かれていきます。しかし家長となった責任感に押しとどめられ想いを認められず、かといって関係は断ちたくない黒木、浮遊した思いはどんどん燻って行きます。
    登場人物の家柄の良さがセリフや絵から感じられ、時代の描写や話の運びも丁寧で読みやすかったです。
    激情をぶつけるようなシリアスなシーンもどことなく優雅さがあってそれがより切なさを際立たせてる感じがしました、まさに明治を舞台にした作品だなぁと思います。

    ラストは終盤に起こった事件も相まって、これから未来に向かって自由に進んで行くんだという希望と決意が感じられて清々しい感じがしました。

  • 大正時代のお話。医者を目指す学生・有馬×伯爵家の当主・黒木。話しの流れもスムーズで特に引っかかる事もなくするっと読めるし、受の家のために存在している自分に悩みもがいてる様子も良かったんだけど、攻がちょっと薄い人物像かなって思ってしまった。最後も駆け足のように感じて物足りなさがある。残念。

  • 某作品に似てると言われてたけど好きな作家さんなので読みました。同じ時代を描いてるから実際に起こった出来事がかぶるのは当たり前。お話自体は全然似てませんでした。なんでこれをパクリだなんて言えたのか…。

  • 大正浪漫。ノスタルジックな感じ。

  • 大正時代の華族の家柄のふたりのお話。有馬×黒木。同級生同士。
    とてもよかったです。早くに亡き父の後を継いで伯爵家の当主になった黒木の、自分は駒に過ぎない、守るものがあると自分の気持ちと葛藤する描写がとても胸にきました。心惹かれつつも押し殺すしかない気持ち。
    あんなことがなければ黒木はきっとずっと自分の心を押し殺していただろうと思います。時代物ならではの不自由さですね。
    もう少し先も読みたかったなーと思います。
    裏表紙の背中向けてるふたりのイラストが好き。各話の扉絵も素敵です。

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