相振り飛車を指しこなす本 2 (最強将棋21 #)

著者 :
  • 浅川書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861370182

感想・レビュー・書評

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  • 相振り飛車シリーズ第2弾には美濃囲いが入りました。相振り飛車 + 美濃囲いは何度も指したことがありますが、しっかり序盤や中盤の検討が行えておらず、本書を通じて参考になった筋がたくさんあります。最近はまた変わってきていますが、相振り飛車には高美濃囲いがかなり有力というのも本書を通じて知りました。ただどうしても3筋の上金は狙われやすいので注意が必要ですね。

  • 藤井猛といえば、いわずと知れた四間飛車のスペシャリスト。彼考案の藤井氏システムは、一世を風靡し、現在もこの戦法は非常に有力なため、居飛車党の居飛車アナグマをトッププロが採用することは少なくなった。この戦法に対抗するために、居飛車党がやりだしたのが、相振り飛車。お互いに飛車を振るこの戦法は、通常の居飛車、振り飛車とはかなり趣がことなるだけでなく、ほとんど定石がないため、素人が指しこなすにはかなり困難を伴う。が、素人は振り飛車党が多く、相振り飛車の本格的解説書が切望されていた。というのが背景だと思う。藤井猛は、精密、精緻な序盤に定評があるだけに、本書も豊富な内容でなかなか面白かった。

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著者プロフィール

藤井猛(ふじい・たけし)
1970年9月29日生まれ。群馬県沼田市出身。
西村一義九段門下。
1991年4月 四段
2000年10月 九段
藤井システムをはじめ、独創的な戦法でファンを魅了する振り飛車党。
1996年11月、第27期新人王戦で棋戦初優勝。
98年11月、第11期竜王戦で初挑戦でタイトル獲得。
99年10月、第30期新人王戦で27期、28期と合わせ3回目の優勝。
00年12月、第13期竜王戦で竜王戦初の3連覇達成。
01年3月、第59期順位戦でA級へ昇級。
タイトル戦登場は7回、獲得は竜王3期。棋戦優勝は8回。
「将棋大賞」は升田幸三賞2回(藤井システム・角交換四間飛車)、他に技能賞2回、殊勲賞など。
99年1月、沼田市民栄誉賞受賞。
著書に「四間飛車上達法」「角交換四間飛車を指しこなす本」(浅川書房)、「藤井猛の攻めの基本戦略」(NHK出版)、「現代に生きる大山振り飛車」(日本将棋連盟)などがある。
趣味、ポケモンカードゲーム。

「2023年 『藤井猛全局集 竜王三連覇とA級の激闘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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