- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861461262
感想・レビュー・書評
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可愛いイラストで悪魔の解説をしているので視覚で理解できるし、解説文も分かりやすい。意外に特定の宗教に肩入れすることなく解説してあって、割とニュートラルな立場からの解説に思いますので、好感が持てました。
特筆すべきは後半にある悪魔のQ&Aが充実していること。悪魔の起源や概念、神との関わり、近代に成立した悪魔など、『へぇ~そうだったのか!』と驚くばかりです。
萌え萌えと銘打ってあるだけにイラストは充実しています。特にメフィストフェレスが気に入りました。
神曲やファウストを読んでみたくなりました。神曲は以前読んだことがあるのですが、難しすぎて全然頭に入らなかった(笑)
なんでも、ゾロアスター教では、死後の裁判のとき、生前の善行と悪行が釣り合っている人は、天国にも地獄にも行けないで、永遠に喜びも悲しみもない灰色の存在であり続けるらしいです。ある意味地獄に行くより辛い仕打ちです(笑)一休さんもこんな名言を残しています。曰く『この世にて慈悲も悪事もせぬ人は、さぞや閻魔も困りたまはん』と。天国と地獄の2項対立が際立つために、中間層の取り扱いが難しくなっています。でも、大半の人間は善行と悪行が釣り合っていて、ゾロアスター教では、その処遇が具体的に記され、一方の日本の死後の世界観では表されていない……これはなかなか面白いですね。
予想外に良い買い物ができたと満足しています。
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意外と細かいところまでかかれている 絵もかわいい
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ちょ・・
見たいんですが!! -
載っている絵が萌えというにはちょっと弱いけど、読みごたえのあるいい本でした。メジャー所の悪魔をきっちりカバーしてくれてるのが嬉しいです。