WINDSWEPT WOMEN:老少女劇団

著者 :
  • 青幻舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861522116

作品紹介・あらすじ

2009年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館出品作家に選出、
今、日本で最も注目されるアーチスト、やなぎみわ。

今回のビエンナーレ会場では、日本館の建物を布で覆った大きなテントに見立て、
室内には、4メートルもの写真や映像作品を展示。
老少女奇譚から展開したストーリーで、世界に真っ向勝負を挑んだ力作。
CGや特殊メイクを用いた写真作品で知られ、1993年の初個展で一躍注目をあつめた。
寓話をモチーフとした作品や、ジェンダー、老い、生と死など、
現代社会に潜む女性特有の問題意識に焦点をあてた作品を発表し続けている。
主な個展は、グッゲンハイム美術館(2004)、猪熊弦一郎美術館(2004)、原美術館(2005)、
チェルシー美術館(2007)、ヒューストン美術館(2008)、東京都写真美術館(2009)など、
世界の様々な国際展への参加を通して高い評価を獲得している。
代表作には、「エレベーター・ガール」、「マイ・グランドマザーズ」、「フェアリー・テール」シリーズなど。
映像作品やインスタレーション作品も発表。

感想・レビュー・書評

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  • これも同様。現代美術だから、写真ていう枠じゃないから、もはや、というのであれば、それはそれでいいんだと思うけど、現代美術って、こんなもんだったけかな、てふうにも思うのだよな。もっと、えげつなくてもいいし、もっと、くだらなくてもいいし。(11/9/10)

  • 一部どこかに年老いた部位を持つ半裸の女どもが、力強く大地を踏みしめ、髪を振り乱し、おっぱいをぶるんぶるん(時にはぺったんぺったん)いわせながら踊り狂っている作品だ。年老いてる部位というのは腕であったり足であったり胸であったりするのだけど、胸の衝撃は半端なく、志村けんがコントでやる裸の婆さんのごとく長く垂れ下がり、激しい上下運動によってぺったんぺったん腹や肩に当たり音を鳴らしているようなのである。衝撃すぎて笑撃。

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著者プロフィール

1967年神戸市生まれ。1991年京都市立芸術大学大学院(工芸専攻)修了。1990年代半ばより、若い女性をモチーフにCGや特殊メークを駆使した写真作品を発表し、とりわけ、制服を身につけた案内嬢たちが商業施設空間に佇む〈エレベーター・ガール〉、2000 年より女性が空想する半世紀後の自分を写真で再現した〈マイ・グランドマザーズ〉、少女と老婆が登場する物語を題材にした〈フェアリー・テール〉シリーズ等により世界的な評価を受ける。2009年第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表、2010年より演劇プロジェクトを始動。大正期の日本を舞台に新興芸術運動の揺籃を描いた『1924』三部作(2011–2012)を美術館と劇場双方で上演し話題を集めた。あいちトリエンナーレ2013にて上演した『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』は2015年アメリカ・カナダ数か所を巡回した。ヨコハマトリエンナーレ2014を皮切りにステージトレーラー・プロジェクトが立ち上がり、2016年には野外劇『日輪の翼』(原作:中上健次)となって横浜・新宮・高松・大阪・京都への移動公演を行った。2018年高雄市立美術館(台湾)の国際企画展に招待され、新作写真〈女神と男神が桃の木の下で別れる〉等を発表した。

「2019年 『神話機械』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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