標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から

制作 : 村松 美賀子 
  • 青幻舎
4.32
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本棚登録 : 169
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861523854

作品紹介・あらすじ

動植物から化石や鉱物に至るまで、京都大学総合博物館の収蔵室は約260万点を収蔵する圧巻のワンダーランド。
一般公開されていない地下収蔵庫のさまざまな標本をビジュアルで紹介する。
美術作家・伊藤存によるフィールドワーク(絵とスケッチ)も収録。

企画・構成・文 村松美賀子
構成・絵と文 伊藤存
アートディレクション:原田裕馬
協力:京都大学総合博物館

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    京都大学総合博物館には京都大学の長い歴史で収集された200万点を超える資料が収蔵されています。「標本」と言われてもあまり身近ではないけれど、ページをめくってみてください。気味が悪いものもあれば、かわいいものや美しいものもあります。
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    所在記号:460.73||ムラ
    資料番号:20101854
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  • サイエンス

  • ゾンビみたいな失敗標本がおかしかった。標本好きにとっては夢のような本。

  • 良い本。★10個くらいつけたい。
    テーマがおもしろいし、内容がおもしろいし、写真もおもしろいし、本のデザインも素敵。

    京都大学総合博物館の収蔵室にある標本を紹介する本なのですが、視点が研究者目線ではなく、もし自分がこの収蔵室に入ったときにはこんな疑問や感情を抱くだろうな、という素朴な視点を切り口にしているのが魅力的だと感じました。標本を単純に「美しいな」と思うとか、剥製にも表情があっておもしろいな、と思うとか。

    標本もじっくり見ていくと、その標本をつくった研究者たちの途方も無い作業量と熱意とマメさが伝わってきて唖然とします。さらに標本から研究者の個性まで感じ取れるのが面白い。
    標本とはアートではなく、研究という目的のために作られ蓄積されていくもの。独特の味わいと魅力があります。

    アカネズミの標本をつくる過程は伊藤存さんのスケッチで紹介。写真はちょっと生々しすぎて残酷で載せられなかったのかな…?リアルで見てみたかった気もします。いや本としてはスケッチでとても素敵なのですが。

  • ★★★★★
    大学の博物館の標本コレクション。
    写真メイン。
    対象の種類、保存・研究の目的などによって、標本の仕方が変わる。
    薄暗い倉庫にこっそり忍びこんだみたいで、楽しい。
    小学生から譲り受けた資料も
    (まっきー)

  • 収蔵庫が好きだ。

  • ずいぶん前に、この本の紹介を新聞で読んで興味をひかれてよく行く図書館で目にしてから、数ヶ月放置していた
    このまま年を越したくないので、やっと借りた

    京都大学総合博物館の第1~4収蔵室の資料をそれぞれ取り上げて、標本の形態や特徴や作成方法などを紹介している本

    少し写真が小さいかな?と思いながらよんだけれど、そんなことはなかった
    かつていきていたものたちが、ひっそりと息づいている場所で、映画「ナイトミュージアム」のようなことも?と、どきどき
    液浸標本の褪色・透明骨格標本・ネコの神経系はきもちわるい、フラットスキンに触ってみたいな、鉱物や貝って数学的で不思議だ、乾燥標本の口って縫い合わせてあるんだ・かわいいものとかわくないものの差が激しい、植物標本の分割って強引でしょ、骨格標本の頭骨がないのがこわい、同定(研究)って地道な作業なんだな、などと都度小さく感動しながらよんだ
    こういう、身の回りにあるけれど、いつも気に留めないものを取り上げてくれる本が好きだ

  • 京都大学総合博物館に所蔵されている剥製を紹介した一冊。写真やレイアウトも綺麗で見やすく多少刺激的な写真もありますが、剥製とそれにまつわる研究に思いをはせれます。

  • この本好きだー!動物、植物、鉱物の標本を見れてすごく贅沢だと思ったし、本の構成、レイアウトも素晴らしい!最後は自分の身の回りの自然の奥深さを感じられて迫力があった!さり気なくて、上から目線じゃない感じも好きだった!

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