山口晃  前に下がる 下を仰ぐ

著者 :
  • 青幻舎
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本棚登録 : 100
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861524776

作品紹介・あらすじ

山口ワールド、水戸芸術館で炸裂!『山口晃大画面作品集』以降の新作から、すゞしろ日記的「食日記」、「続・無残ノ介」紙ツイッター、インスタレーションまで、山口晃の"今"を凝縮した一冊。随想・自作解題書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • うー、行きたい!水戸へ。この実物を見たい!画伯の展覧会はここのところずっと関東ばっかり。「大山崎」のときはまだそれほど興味がなかったのだ。関西に来てくれないかなあ。

    「大画面集」と同じ版元で、サイズも同じ。でも今回は広げられる見開きがないので、全体を大きく見たいなあという欲求不満が募る。特に新しい「九相圖」がよく見えなくて、これは楽しみにしていただけに残念。「食日記」「續無残之介」も細かい字が読みにくい。うー、やっぱり水戸へ行くしかないのか。遠いなあ。

    あ、けなしてるみたいだけど、いやいやすごく楽しみました。愛するがゆえのない物ねだりってやつ。今回は展覧会図録という性質上、みっちり絵が詰まっていた「大画面集」ほどの満腹感はないけれど、その後の画伯の方向のようなものがうかがえて興味深い。油絵っぽい色遣いが目につく。しばらく目が離せそうにない。

    わたしはインスタレーションというのにあまり興味がないので、お得意の電柱はよくわからないのだが、絵になってるのはとても好きだ。遊び心たっぷり。大体、圧倒的な大作はもう言うまでもないけれど、小ネタがキュートなのが画伯の魅力の一つだと思う。「大和撫子(ナデシコジャパンと読むそうです)」三作なんか実にイイ。「思いついてもやらないようにしてる」そうだが、そんなこと言わないで描いてほしいなあ。

    絵ではないが「紙ツイッター」には笑った。「誰かやってるかも」と書いてあったが、いや思いつきませんよ、普通。思いついてもやらないと思うよ。一人でノートにツイッター風に書くなんて。これを読んでると、シャレというのは批判精神なのだということがよくわかる。

    少し前に「日曜美術館」で、この展覧会に向けた制作過程を取材して放送していた。画伯がカンバスに筆を入れているところが見られて感激。テレビ画面にかぶりついていたら、夫に気味悪がられたけど。アトリエは芸大時代のボロ下宿から新しいところに移られたようだ。途中ちらっと映った女性って「あの」カミサン? いろいろ面白かったのだった。

    • ようちんさん
      私も水戸に行きたい~~~
      と、思ってるのですが、関東圏内だけど、遠いです・・・
      でも、たまもひさんの感想を見たら、やっぱり行きたい~と、...
      私も水戸に行きたい~~~
      と、思ってるのですが、関東圏内だけど、遠いです・・・
      でも、たまもひさんの感想を見たら、やっぱり行きたい~と、超悶絶で思いました!

      2015/05/01
    • たまもひさん
      ですよね~。東京まででも結構気合いがいるのに、その先特急で1時間以上かかると知り(調べたんですよ)、うーむ、出不精のわたしにはツライです。茨...
      ですよね~。東京まででも結構気合いがいるのに、その先特急で1時間以上かかると知り(調べたんですよ)、うーむ、出不精のわたしにはツライです。茨城って未踏の地なんですよねえ。見たいなあ。ああ、どうしよう。

      同じクルシミを共有する方があって、なんか嬉しいです。
      2015/05/01
  • 才能は呪いと一緒で本人を苦しめる、というのを聞いたことがあるけれど、画家というのはその最たるものかしら❓

    絵は気持ち良く観れるのが好きですが、いろいろ考えながら観るのも良いな、と思う。
    山口さんの絵は割とテーマが見えやすいので、初心者の私でも楽しく観れた。

  • 注目の画家・山口晃の水戸美術館での展示図録。サイズは大きいしイケメン画伯のご尊顔も載っているし見応え抜群でした。「紙ツイッター」「食日記」「続・無残ノ介」も収録されています。画伯は書き文字もきれいだ。山口晃の作品のふしぎなところはこれだけ画力がありながら小手先感が皆無で「あーハイハイ立派なプロのお仕事ぶりですね。すごいけどもう別にいいかなー」とならないところだ。何度でも見返したい絵。それだけ真剣に絵と向き合いあの緻密な都市の絵が生み出されているのだろう。技術がありながらも技術に溺れないのには恐れ入る。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784861524776

  • 著者は我が国現代美術のトップランナー。48才。テレビ番組「情熱大陸」で紹介されたことがあるのでご存知の方も多数おられることでしょう。此の本は、2015年の水戸芸術館現代ギャラリーに於ける個展「前に下がる 下を仰ぐ」の展覧会図録と云った体裁をとっています。案内役としてイケメンの作者自身も登場していますが、自身がモデルを務めた理由は、本職のモデルをつかうと費用が嵩むからとのこと。油彩、水彩、墨、オブジェ、漫画風デッサン、紙ツイッター、となんでもあり。なんぼ眺めていても飽きません。ジツニ、オモシロイ! (本学職員 推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00533074

  • 画力に圧倒されました、紙ツイッターなどの発想が良かったです。

  • 細かい!ルーペが要るよ〜

  •  水戸芸術館で展示会をみ終わって。
     良かった!

  • 水戸芸術館で開催されていた展覧会の作品集。「続無残ノ介」も入っていて、とても面白いです。でも、やはり実物大の大きさで見るのが一番楽しいなと思いました。

  • 実際の展示と図録とが違うというのが
    うれしい。
    (「ショッピングモール」)
    (2015年05月17日)

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プロフィール

やまぐち あきら
1945年生まれ。駒澤大学講師。
ヘンリー・ソローの著作を精力的に訳している。
そのソローの訳書に
『歩く』(ポプラ社)、
『ソロー日記 春』『ソロー日記 夏』『ソロー日記 秋』
『ソロー博物誌』(彩流社)、
『コンコード川とメリマック川の一週間』
(而立書房)などがある。

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