京都の凸凹を歩く -高低差に隠された古都の秘密

著者 :
  • 青幻舎
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861525391

感想・レビュー・書評

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  • 古地図、歴史から凹凸の由来を紐解く。
    実際に知っている所、また歩いてみたいところがたくさんあって、楽しく読めた。

  • 凸凹で京都を見れば現在とは違った姿が見える。京都の奥深さを感じる一冊!

  • 京都の凸凹地域を多様な資料や地図からその地域の歴史を探るというような図書。京都に住む人ならどこか通った場所が紹介されており、「そうだったのか。」と楽しめる。なんといっても古地図等が充実しているのがうれしい。この本を手にしてでかければ楽しいと思う。

  • ブラタモリ京都編のネタ本。
    ブラタモリよりディープ。

  • ブラタモリで有名になった京都高低差崖会崖長の梅林さんの本。
    歴史が地形に残っているのが楽しい。
    でも、やはり、現場を生で見ていないので、イマイチ、イメージが浮かばない場所があること。
    実際に自分が行って、気にしていた場所であれば「あ!あそこがそうなんだ!」と感動できるが、その場所を生で見ていない場合は、本の中の写真と解説を照らし合わせて「ふーん」と思う程度で終わってしまう。
    この本は、歩きながら、探しながら、読む本だと思った。

    この中で「おお!あそこが!」と一番思ったのは、八坂神社西楼門前が桃山断層の断層崖だったこと。
    断層というと、地震のきっかけになる地形。それが、あんなところにあったとは!と、驚きだった。

    次回、京都に行く時には、この本を片手に歩きたいものだ。(でも、今回は図書館で借りたから返すけど)
    あと、まいまい京都に、いつか参加をしたい。(いつも、タイミングがあわず参加できない)

  •  この本の著者は,京都高低差崖会,崖長を名乗っておられる地理歴史のガイド(愛好家)である.

     この本では,京都市内の各地を実際に歩いて観察した地形を縦横無尽に語っている.簡単に地名だけ上げると,祇園八坂神社,円山公園,聚楽第址,今は亡き大仏址,鷹峰周辺の御土居,今は亡き巨椋池,指月城址,淀城.

     著者の探索方法は次のようなものだろう.まず歩いてみて,平坦地の中にある凸地や凹地・凸凹であるべき地形の中の平坦地に気づく.それらを自然や人間による活動の痕跡としてとらえて,どのようにしてできたのかを,自然地形や,歴史,古地図,絵図などを参考にして推理していく.古地図や絵図の扱い方からみて,著者は地理・歴史の専門的教育をうけられた方なのだろうと思う.

     祇園から円山公園にかけての風情あるたたずまいが明治期の街づくりによるものであったり,聚楽第・大仏・御土居・指月城および伏見の景観が豊臣政権の作り出したものであったりと,今までよく知らなかったことを写真とともに説明してくれていて,目からウロコが落ちることしきりである.

     ただ,行ったことのない場所もあったので,現代のツールであるグーグルマップやストリートビュ―を試してみたのだが,もうひとつうまく実感できない.やはり,現地を実際に歩くか,それがかなわなければNHKの「ブラタモリ」を見た方がよいと思う.それにしても,一見ただぶらぶらしているだけのようにみえる「ブラタモリ」がどれだけ綿密なプランをもって撮影・編集されているのかが,この本を並行して読むとよくわかる.著者による研究探索とNHKによる映像化が見事に融合している.

     豊臣政権にまつわる土木工事の痕跡にかかわる項目が多いのは,著者の好みだろうか.それとも,あれほどの大土木工事を行えたのは豊臣だけだったのだろうか.


    2016.08

  • ブラタモリ京都編の解説書。
    地形の記憶はいつまでも残るもの。

  • 紹介されてる場所は殆ど行ったので復習。やはり龍馬暗殺の京都見廻組のアジトとして何度もTVで紹介されていた松林寺の不思議な傾斜が聚楽第の堀跡だったと現地で知った時がイチバン衝撃だった。あとは建仁寺周辺の祇園の街並みは江戸期は竹やぶだったのが明治期の移転開発地だったというのは本書で知った。言われてみれば確かに整備されている。

  • 2016_045【読了メモ】(160719) 梅林秀行『京都の凸凹を歩く ー高低差に隠された古都の秘密』

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