文学とワイン

著者 :
  • 青幻舎
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本棚登録 : 69
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861525995

感想・レビュー・書評

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  • 酢になったテーブルワイン飲み干せば確信犯の眼差し宿る
     穂村 弘

    「文学とワイン」。ストレートなそのタイトルにひかれ、迷わずに書店のレジに向かった。文学とお酒は、古くから、切っても切れないような縁がある。

     アートや文芸に詳しいライターの山内宏泰が、映画監督の西川美和や、作家の島本理生、平野啓一郎、角田光代ら10人の作風について解説した本で、ワインショップ・エノテカが、それぞれの作家をイメージしたワインを選び、巻末にガイドも掲載している。

     銀座のワインバーで開催された文学ワイン会の様子を書籍化したそうで、当日の参加者とのトークや、食べ物やお酒にまつわる話も紹介されている。作家自身、当日はワイングラスを傾けながらの「ほろ酔いトーク」なので、執筆の背景がぽろりと語られるなど、酒の肴【さかな】にぴったりの趣向でもある。

     歌人で、エッセー集も人気の穂村弘の回では、掲出歌が紹介されていた。飲み残して酸化してしまった「テーブルワイン」をあえて飲み干し、ワインが「酢」に変わる瞬間を「確信犯」的に目撃したような、ユーモラスな歌である。

     穂村弘はアルコールが苦手だそうだが、穂村向けにセレクトされたワインの一本は、イタリアのスパークリングワイン「ベルスター」。ヴェネト州で家族経営を続けているワイナリーで、フルーティーな香りも印象的とのこと。飲み残すことなどない秀逸なワインだろう、いつか試してみたい。(2018年3月25日掲載)

  • 穂村さんの部分が読みたくて図書館で借りたものの、惹かれたのは田中慎弥。「共食い」以外にも読んでみようと思う。

  • 元ネタはエノテカの広報誌かな?
    好きな作家さんのとこを読んだのだが、ネット上に落ちてる文章より優れたものが載ってるわけでもない。

  • 西川美和、穂村弘、角田光代、平野啓一郎、田中慎弥?
    など好きな作家たちがワインについて引用しながのエッセイ。
    作家のファンたちによる質問コーナーもあってむしろこっちの方が面白かった。
    角田光代の”豆腐と牛肉とワインは値段に比例する”は納得!

  • ワイン全然知らんのですが、文学をつまみに飲めるものなのですね。美味しそう!

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