日本のポスター (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861526565

作品紹介・あらすじ

明治時代末にヨーロッパからポスターが伝来し、それとともに現代につながる印刷技術とデザインという概念も日本にもたらされました。浮世絵の名残を感じさせる「美人画」的なポスターからより多彩でモダンなポスターへ、明治時代末から大正・昭和初期という、日本のビジュアルデザインが花開いた時代の229点を一挙にご紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 明治から大正、昭和の戦中までのポスターを紹介している。最初は画家中心のポスターだったが、徐々にデザインの比重が増えてくる。酒や飲み物、服、石鹸、化粧品などのポスターから始まっている。特に和服の美人が多いのが目を引く。有名な赤玉ポートワインの上半身ヌードのポスター辺りから変わって来るのかな。戦争が近づくにつれて、絵画中心に戻っていき、内容も博覧会や戦意高揚のものが多くなる。アールデコ調の絵柄もあるが、全般的に古い感じは否めない。それはそれでノスタルジックな感じでいい。

  • 20世紀初頭から中頃までのポスター集。
    幾つかあるテーマの中で、特に興味深かったのが『化粧品と医薬品』。できればもっと見たかった。
    …そういえば、竹久夢二や東郷青児が一枚もなかったんだけど、そんなもんなんだろうか。

  • 61-6-4

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著者プロフィール

1955年生まれ。徳川美術館学芸員、京都大学助手を経て、
現在、京都工芸繊維大学教授・同大学美術工芸資料館長。専門は、日本美術史・美術館学。
主な著書等に『近代京都の美術工芸-制作・流通・鑑賞-』(編著、思文閣出版、2019年)など。

「2020年 『近代図案帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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