僧正殺人事件 (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)

制作 : S.S. Van Dine  宇野 利泰 
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  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861563126

感想・レビュー・書評

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  • 【友人蔵書】海外ミステリをあまり読まない自分にとって、古き良き時代のアメリカを舞台にした本書は、訳文のせいもあるだろうが、ちと読みにくい作品だった。主人公は私立探偵なのだろうが、シャーロックホームズのように飛び抜けた頭脳の持ち主でなく、警察関係者から事件解決を期待されている割に全幅の信頼を寄せられている訳ではなさそうな雰囲気が、文章の中で感じられたのも理由の一つとなろう。また、登場人物の挙動が押しなべて怪しい書きぶりなのもあざといように思えた。

  • マザーグースの童謡を再現したコック・ロビンの死体が著名な物理学者宅の敷地で発見された。そして犯行を知らせる手紙にはコック・ロビンの詩と「僧正」の署名が!この事件を皮きりにひと月近くNYを震撼させる悪夢が続く。天才的な頭脳と幼児性を併せ持つ犯人は一体誰なのか?友人マーカム検事とともに探偵ファイロ・ヴァンスが難事件に挑む。さすがは名作と言われるだけの内容の充実ぶり。はじめの殺人事件の謎が解けないうちに次の犠牲者がまたもや童謡に準えて殺されてしまう。目撃者もなく証拠も残さない巧妙な手口で犯行を重ねる犯人は狡猾で頭脳明晰な人物に違いない…というものの、事件関係者(容疑者)のほとんどが数学者や物理学者、チェスの名手と天才肌揃いでまったく絞り込めない。途中、ヴァンスや関係者間で交わされる数学、天文学的な高度な教養を要する会話には正直ついていけず読み飛ばし気味に…(とほほ)。幼いころからマザーグースに馴染みがあったらもっと恐怖感が煽られただろう(知ってたのはハンプティ・ダンプティだけ)。怪しい人物に目星をつけた矢先に殺され、最後の最後まで予想が裏切られ続ける。証拠ではなく心理面で犯人を絞り込んでいく手法が独特だ。結末は…こういう方法しかなかったか。でもおもしろかった。

  • 先日長門有希のおすすめ100冊のリストをたまたま目にしたのだが、読んだことあるのは二冊しかなくて、ミステリ&SFを全然読んでないんだなあと思ったので、超定番を手に取る。びっくりするくらい乗れない。中学生くらいのときにXの悲劇とYの悲劇で味わったワクワクが全然ない。犯人がわかっても「あっそうなの」って感じ。地の文が少ない本ってダメなのかも。むしろ逆に、ミステリなのに会話主体ですすめるってどうなの?とか思うんだけど、どうなの?

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