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- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861563317
感想・レビュー・書評
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野村胡堂の連作時代小説『銭形平次捕物控〈15〉茶碗割り』を読みました。
『銭形平次捕物控〈10〉金色の処女』に続き、野村胡堂の作品です。
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十日前に死んだ巣鴨の万両分限、井筒屋重兵衛の死にようが怪しいから、再度のお調べを願いたいという投げ文があった。
さらに、重兵衛が死ぬ前に、高価な茶道具が滅茶滅茶に叩き割られるという事件も起きていた。
平次と八五郎が井筒屋に出向いてみると、今度は若主人重太郎が…。
表題作「茶碗割り」など十篇を収録。
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捕物帳のヒーロー銭形平次捕物控シリーズから、1943年(昭和18年)に発表された10篇に加えエッセイを1篇を収録して2005年(平成17年)に刊行された作品です。
■二枚の小判
■権八の罪
■仏喜三郎
■茶碗割り
■蜘蛛の巣
■秤座政談
■縞の財布
■彦徳の面
■遺言状
■槍の折れ
■随筆 江戸の昔を偲ぶ
相変わらずですが… 平次と子分のガラッ八の掛け合いのテンポの良さが魅力ですねー 雰囲気が大好きですね、、、
骨董の茶碗や茶入が焼継ぎも繕いもできないほど叩き割られる事件の動機が面白い『茶碗割り』、
縞の財布とともに盗まれた292両が、300両になって戻ってくる展開が印象的な『縞の財布』、
犯人当てのミステリとして愉しめる『遺言状』、
が印象に残ったかな… 古い作品なのに、相変わらず読みやすくて、サラっと読めちゃいましたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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