The MANZAI 2 (ピュアフル文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861762819

感想・レビュー・書評

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  • 娘の高校読書習慣本、2冊目。
    歩と貴史の文化祭の漫才は、大成功。貴史は、中学生3年の夏休み、夏祭りのステージに、歩を無理矢理誘う。
    歩は、貴史の幼なじみ“メグ”にほのかな恋心。メグは、もちろん、貴史が好きで、貴史は歩が好きな三角関係。
    ちょっとしたトラブル起こるけど、仲間と解決。
    こんな仲間が自分の中学時代に居れば人生変わったかもしれない。が、友人を作るにも才能と運が必要かな。

  • 1、2を読みました。決して、嫌いではないんだけど、面白いんだけど、相変わらず、小説じゃないんだよなー。なんでだろう。少女漫画の男の子達というか、、、。村上龍さんが100色の絵具を使って複雑な色を作っているとしたら、3色くらいで人物描写をしてるようなかんじ。わかりやすくて、軽くて、いいのかもしれないけどね。

  • 文化祭を笑いの渦に巻き込んだ『漫才ロミオとジュリエット』から半年、瀬田歩と秋本貴史にとって中学最後の夏がきた。歩は、夏祭りで漫才をやろうと誘う貴史に対し、断固拒否の態度をとり続けている。一方、貴史の幼なじみ・萩本恵菜への思いはつのるものの、進展はない。そんな中、恵菜をめぐってある「事件」が勃発した。

    今回は、普通の中学生たちの日常というかんじだった。新学年になって、クラス替えを経て、恵菜をめぐって嫌がらせなどが起こりつつも、クラスメイトたちとの友情が深まっていく。

  • 学校祭で行った漫才で、調子に乗って先生たちをおちょくったのが響いたのか、3年になってクラスが別々になった歩と秋本。
    行きがかり上、学校祭限定で漫才をしたはずなのに、懲りずにまた、今度は商店街の夏祭りでの漫才披露を歩に提案し続ける秋本。

    そんな二人を面白がっている作家志望の森口や、秋本のことを思い続ける美少女萩本、森口に絶賛片思い中の学年トップの高原など、いつものメンバーでやいのやいの騒いでいる時、萩本の靴箱にウシガエルがいた。

    学校一の美少女ではあるが、爬虫類も両生類も平気な萩本は全然気にしていないのだが、靴箱にカエルとは由々しき事態である。
    しょっちゅう交際を求められては、あっさりと「好きな人がいる」とふってしまう萩本を逆恨みする人がいるのかもしれないと、いつものメンバーで対策本部を立ち上げたのだが。

    今回の件については、犯人は容易に見当が付きました。
    でも、実は事件はそれだけではなく、歩は結構怖い思いをしたのだけど、怖いけどやらなきゃいけないことに立ち向かった歩は一皮むけた。
    自分で自分を軽蔑するようなことはしたくないから。
    わかる。
    きれいごとを言っているようだが、私もそうだからなあ。

    秋本がなぜこんなに歩に執着するのか、少しだけ理由が明かされたけど、そっち方向に話がいくの?まじで?

    突然家族を喪った悲しみから、少しずつ立ち直っていく歩とお母さん。
    ほかのメンバーにもそれぞれの痛みがあるのかもしれない。
    そして、秋本に片思い中の美少女の名前が萩本っていうのは偶然なんだろうか、計算なんだろうか。
    萩の文字の中に秋が含まれていることが気になってしょうがない。
    QuizKnock見すぎ?

  • #読了
    #TheMANZAI 2巻

    「おれ、いつでも傍におるからな。おまえのことだけは、絶対裏切らへんからな」
    なんて優しい言葉なんだろうと思った
    二人の関係が相方なのか怪しい関係に進むのか?分からないけれど、色々問題はありながらも優しい空気に包まれてた1冊でした

  • 【The MANZAI】の第二巻。漫才シーンなし。その分、目一杯のヒューマンドラマが詰め込まれています…果たして第三巻に漫才シーンはあるのか⁈主人公たちを取り巻く恋愛模様も気になりますね。

  • シリーズ第二巻。既に5巻全部出ている状態で読み始めたので、「心待ちにする」という楽しみと言うか、じれったさは味わわずに済んだ。
    うん。面白い。読み疲れない。

  • 2もソッコー読み終わりました!
    面白い!サクサク読めちゃいます!!お笑いの裏にある少年たちの葛藤がとてもとても興味深く、登場人物の全てがものすごく悪意のないピュアな精神で、不器用ではあるけどどーにもこうにも憎めない子供たちばかり。

    物語としても、実在するニュースにしてもなんとも10代の子供たちの闇にスポットライトがあたりがちだけど、こんな風な中学生もきっと世の中大半なんだろうなぁ。

    と、思わされる。それでもってなんだか見守りたくなる心境にさせられます。笑

    自分の中学生時代もこんなだった気もするし、やっぱり物語は物語な気もするし。それでも、読んでいてフワーっと柔らかい気持ちにしてもらえる一冊でした。

  • 誰と出会うか。何に出会うか。それは、運だと思う。全部じゃないけど、運の部分ってかなりあるはずだ。
    ー瀬田歩

  • 1は、シェークスピアを漫才で。って話だったが、2は、いじめとか学校内問題をテーマにしたっぽい話の展開。

    ノリとしては1と同じような感じで、相変わらず文章が上手いので楽しく読むことができる。

    3は、町内会の盆祭りに漫才をやるって話。えっ?なんでここに書くのか?って?それは、3は途中までしか読んでないからじゃない。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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