ピュアフル・アンソロジー 夏休み。 (ピュアフル文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861763014

感想・レビュー・書評

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  • 結構面白かった。
    夏休みに関する話のアンソロジーでした。

    梨屋アリエ「夏の階段」
    どこにも続いてない不自然な階段。登った先での出会い。仲の悪い両親を救おうと必死に勉強してるつもりだったのに、妹ができた!?

    石崎洋司「Fragileーこわれもの」
    数学とビー玉さえあれば大丈夫。通い始めた数学教室での、自殺した顔も知らない人、くだらない物語を嫌がる人、絶対割れないビー玉。

    石井睦美「もう森へなんか行かない」
    「ここは森なの」といって塞ぎこむ幼馴染。駆け落ちした意中の彼女に、水泳部。

    前川麻子「川に飛び込む」
    自分とまったく性格の違う友達とひょんなことから行くことになった自然あふれる場所。

    川島誠「一人称単数」
    私小説について。

    あさのあつこ「幻想夏」
    おばあちゃんを殺したのは自分だと悩む少年

    自分の思い出す用メモだから支離滅裂だろうけど笑
    とくに面白かったのは、夏の階段、フラジール、幻想夏かなあ

    あと石井睦美さんが、五月の始め、日曜日の朝を書いた人だとしった!
    懐かしい!教科書にのってたよね!
    それがよみたいわ!

    あとあさのさんのやつ、妙にホラー展開で笑ってしまった笑怖いわそんな偶然www

  • 夏休みって題名だったから明るくて瑞々しいイメージを持ったけど、全体的に暗くて最後のあさのあつこさんの話で少し嫌な気分になってしまった。

  • あんたのことが大好きやで。
    おばあちゃんの声が聞こえる。ぼくは、テルテルボウ
    ズを握り締めたまま窓の外に目をやった。
    入道雲の広がる真っ青な空が見えた。それは、紛れも
    なく真夏の大空だった-
    幻想夏 あさのあつこ
    おばあちゃんを殺したという責任を感じ生きる真人と、優しく暖かいおばあちゃんのテルテルボウズの、
    涙の物語。

  • 小中高校生の夏休みの不思議な体験。
    「夏の階段」が良かった。
    本のタイトルから夏の明るい太陽のような爽快なアンソロジーと思って読み出したが、逆に陰をイメージする話ばかりで重苦しい気分になり、残念。

  • 石崎洋司のfragileがいちばん良かった。夏の階段も川に飛び込むもまあ好きかな。

    やっぱり小学生、中学生が主人公の話、好きだなあ。ミステリーも好きだけど。
    梨屋アリエ、石崎洋司の本はもっと読んでみようかな。

  • 【あらすじ】
    空地に石造りの階段だけがポッカリと(梨屋アリエ「夏の階段」)/
    少女はビー玉と数学が大好き(石崎洋司「Fragileこわれもの」)/
    恋と部活に燃えたけど……(石井睦美「もう森へなんか行かない」)/
    家出した友人と田舎へ(前川麻子「川に飛び込む」)/
    海辺の町に越してきた少年は(川島誠「一人称単数」)/
    雨の日は、ぼくの破壊衝動が強くなる(あさのあつこ「幻想夏」)

    ティーンエイジの少年少女を描いたオリジナル短編による、アンソロジー・シリーズ第一弾。

  • 読後感の良い短編を読みたくて買いました。
    どの短編も面白かったのですが、深く印象に残ったものは、「こわれもの」です。
    ビー玉と数学を愛する少女の物語。自分と年齢も性別も趣向も違うのですが、楽しめました。若い頃の頑なさや、切なさなどがノスタルジックな気分にさせてくれました。

  • 少年少女の夏休みを描いた短篇集。

    誰もが経験した子供の頃の長い長い夏休み。
    熱い日差し、日陰の涼しさ、喉の渇き、蝉の声、海の輝き、そして何にも縛られることのない自由な時間。
    大人になり忙しい毎日を送ってる今、あの懐かしき大切な日々に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。おすすめです。

  • ん~・・・。
    一番心に残った作品は石崎洋司さんの「Fragile-こわれもの」
    かな? あさのさんの「幻想夏」も良かった。
    あと、「夏の階段」かな?あれはちょっとだけ好き。
    その他は微妙・・・後味悪いのは好きじゃないんです^^;

    まぁもともと石崎さんとあさのさん目当てで買ったものだから、
    自分の好きな作家さんの作品が面白くて良かった^^

  • こんな中学生・高校生の夏休みが送りたかった。
    もう戻れないけれど。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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