卒業。 (ピュアフル文庫 ん 1-4 ピュアフル・アンソロジー)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861763830

感想・レビュー・書評

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  •  終わりの区切れだったり、始まりの区切れだったり。
    人によってどうとらえるかは様々で、
    自分の決めたタイミングじゃなくて、
    不安で......

    格好良くはないかもしれない、華やかですらないかもしれないけど、

    何も見えない中皆一生懸命だなぁ、と思った。

  • 青春の心の揺らぎを、繊細に描く。男性作家が収録されていないのが少し残念。ジャンルの傾向から、仕方がないことなのか。

  • 卒業をテーマにした短編集。
    ◎『神様の祝福』草野たき ・・・冷めてていい
    ◎『彼女を思い出す』前川麻子 ・・・こういった卒業もあるのか

  • パルパルと青い実の話/豊島ミホ
    卒業証書/大島真寿美
    春の電車/梨屋アリエ
    神様の祝福/草野たき
    君と手をつなぐ/藤堂絆
    彼女を思い出す/前川麻子
    たぶん、天使は負けない/若竹七海

    の7編の短編集。

    幸福のビスケットをちびちび食べる感覚がおもしろい豊島作品。

    私は一生に一度だけ使えるSOSがある・・・。
    主人公と共に、思い出の余韻に浸れる大島作品。

    先生の手。私をひきつけてやまないつめたさを持った手。私は先生の手が欲しかった。
    手に入らないものを想う心が切ない藤堂作品。

    この3作品が好みでした。

  • 「卒業証書」大島真寿美さんと「彼女を思い出す」前川麻子さんのお話が心に残りました。
    大事なときに必ず会える一番の友達っていうフレーズに自分の心友が重なって、ジーンとしちゃいました。

  • 「卒業」をテーマにしたオムニバス形式の短編集。

    感想としては、何かこう「グッ」と来るものがなかった。

    話が流れて行ってしまう感じ。

    すぐに忘れてしまいそう。。。

  • 若い7人の作家の卒業をテーマにした短編集。

    初めの2編がよかった。
    豊島ミホの『パルパルと青い実の話』と大島真寿美の『卒業証書』。 

  • 以外にバッドエンドがあった気が...
    個人的に「春の電車」に少し共感。
    あのあとの、登場人物がどんな人生を歩むんだろう?
    人生の本当の勝ち組と負け組が何なのか気づくんだろうね。

    ___
    2010/8/28
    なんとなく自分と重ねてしまいたくなる、『春の電車』
    楽しかったあの中学校生活ってなんだったんだろう。
    出る杭は打たれるし、上には上がいるし、主人公と同じポジションにいるような錯覚。
    投入という防衛機制に浸る。

  • せ つ な い

    とにかく切ない!
    別にうさぎは卒業したわけではなかったけど、
    なんか無性に友達と離れたくなくなったおー;;

  • 色々な人の作品が収録されている。中学生の卒業を題材にしたものが多いかな。

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著者プロフィール

栃木県小山市生まれ。児童文学作家、YA作家。
法政大学兼任講師。
1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞し、翌年、単行本デビュー。
2004年、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞受賞。『ココロ屋』が2012年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれる。その他、『プラネタリウム』『わらうきいろオニ』(講談社)『スノウ・ティアーズ』、『きみの存在を意識する』(ポプラ社)など著書多数。

「2020年 『エリーゼさんをさがして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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