はじまりの空 (ピュアフル文庫)

著者 :
  • ジャイブ
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本棚登録 : 411
レビュー : 89
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861763847

感想・レビュー・書評

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  • 女子高生とかなり年の離れた大人の男性の恋愛もの。
    こういう年の差・組み合わせが一番萌えるタイプです。

    冒頭で気づいたんですけど、この話はこの間読んだばかりの『みじかい眠りにつく前にI』に入ってた短編『おれがはじめて見た、茜色の果実について』の本編なんですね。
    私は『おれがはじめて見た~』で真治目線の話を先に読んでいたので、真治に入れ込んでしまい、真菜と蓮さんを応援しつつも、真治のこと考えると辛いみたいな複雑な心境にさいなまれました(笑)。

    後書きで作者本人が言っていたように、蓮さんが大人の割に奥手なので、本当にジリジリ進む感じ。
    それから真菜が、高校生の割に大人びていますし、都会育ちでかなりお金持ちのお嬢さん(そこまで裕福という設定ではなかったッぽいのですが、少なくとも田舎の貧乏高校生だった私とは別世界)なので、女子高生と大人と言うより女子大生と大人位の感覚。
    途中からだいぶ長くパリのシーンが続くのですが、私は高校生の頃はパリどころか畦道をチャリで突っ走っていた思い出しかないw
    12歳の時に、真菜はキューピットとプシケ像の写真を見て『いつか実物の像の前で、私はこんなにいい女になったと胸を張ってやる』と決意したらしいですが(P150)、こんな12歳、いないわ(笑)!
    多分何かがあって、真菜は人よりずっと大人びたんですけど、そのきっかけが何なのか知ってみたい気もしました。

    結局二人はくっついたのかそうでないのか、まだひと波乱ありそうなところで幕が引かれます。気になる終わり方ですが、余韻を残して終わるこの終わり方がベストだったのかなと思います。

  • 透明な空気感。
    優しくながれる時間。
    全てが愛おしくて、
    たまらなく好き。

  • 高校生の真菜は姉の結婚相手の兄、小林蓮の存在が心の内を占め、戸惑う。小一生に一度の恋に身を焦がす少女の17歳と34歳の恋。

    歳上の人とお付き合いするって、歯が立たなくて自分ばっかりじたばたして、みっともなくて苦しくなりそうって思っていたのですが、歳上の男性、かっこいいです。
    真菜ちゃんがそれをかっこいいってだけで見ていないのがすごい!
    あと動作を音楽的な表現で表す場面が多かったのですが、これがまたよかった。
    フランス映画みたいな、けれどフランス映画のように甘くない二人の恋。

  • 4月中旬に読んだ本。

    梨屋アリエの「でりばりぃage」といい、私こういう話が好きだ。

    年上の恋はキュンキュンする。
    特に蓮が時々見せる男性らしさ、作者は見事にツボを突いていると思う。
    作中一度だけ蓮が「おれ」と言ったときは堪らなかった。
    そして特筆しておきたいのが、真菜のエロチックな「〜したい」という願望。
    私もよく感じる、実を言うと。
    あぁ、そう思って別にいいんだと救われた気になった。
    真菜が同じ高校生というのもあって、とても共感し、リアルだった。
    都合良すぎることもあるが、まさに理想の恋愛。
    また読みたくなる。

  • 雰囲気イケメンの30代男性と女子高校生の恋の始まりが書かれている一冊。一方的に突っ走るだけの恋もいいけど、相手を思いやる気持ちを持つ恋もとっても素敵ですよね。学生向けの小説のような気もしましたが、大人が読むと純粋な恋心を思い出すきっかけになるかも知れません。

  • うーん。

    高校生が35歳の義理の兄に恋するお話…

    結局、二人の関係があやふやで終わった…

    再読はないかな。

  • 大好きな作品。ドキドキしながら、一気に読めました。

  • 岡崎真菜、高校2年生。姉の結婚相手に紹介されたその兄、小林蓮の存在が心の内を占め戸惑う。小さな画廊で先輩の元妻に使われている。結婚し損ねた中年なのに、、、
    真菜の思いを知ってか知らずか、蓮は決して心を開こうとしなかった、、、
    一生に一度の恋に身を焦がす少女の視点で17歳と34歳の恋を鮮烈に描いた。

  • どうしようもなく蓮さんに惹かれていく真菜。思春期らしい大胆な妄想と臆病な現実。心理描写が細やかで、共感するところもありドキドキしながら読んだ。
    比喩表現が面白い。二人の物語をもっと読んで見たいと思う終わり方だった。

  • 大好きな作品。
    17歳の女の子と34歳の男性の恋愛を描いた小説で、年齢差だけを見ると「えっ」と思うのだが、とてもピュア!

    特に蓮さんがマナちゃんの猛アプローチを時に優しく、時に引きながらかわすのが、好きだなぁ。

    あんまり見ない設定の作品だけど、作者はきっとこういう形の恋愛が好きなのではないか、と思う。
    マナちゃんを好きになれない女性読者もいるのではないかと思うけれど、こういう形の想いはきっとある。
    何度も味わってしまう一冊である。。。

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