消えた探偵犬の秘密 (カラフル文庫 く 1-7 帝都〈少年少女〉探偵団ノート)

著者 :
  • ジャイブ
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861764639

感想・レビュー・書評

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  • “「許せねえ」
    「許せないよな」とジロウ。
    「うん」とサンタ。
    「かわいそうだよ」とスエキチ。
    「ひどい……」とアユミちゃん。
    「でも、殺されちゃったんだよね」
    ぼくがいうと、いつもは冷静なおぼっちゃまくんまで怒りをあらわにした。
    「殺されて、当然だよ」
    「いや……」
    涙香先生だ。
    「罪をつぐなわなければならなかったのは、たしかだが、死んでいい人なんていないんだよ」”

    クロにまさかこんな秘密があったとは、ね。

    “「ちょっとすみません!」
    涙香先生の声が聞こえる。
    「赤城さん、赤城さん!」
    涙香先生は、赤城さんの席の脇の通路に立っていた。赤城さんに声をかけている。
    でも赤城さんは身動きしない。
    「寝てるのか?」
    ヒロシがいった。
    涙香先生が、赤城さんの顔をのぞきこんだ。涙香先生の顔が凍りついた。
    ぼくたちは、人混みをかきわけていった。
    涙香先生の口が開いた。
    「死んでる!」”

  • 購入日:200?/??/??
    読了日:2009/02/13
    一連の事件を追う中で、拾ったときからいつまでも子犬のクロの秘密が明らかに!
    やっぱりこういう短編の普通の話の方がいいな。
    下手にファンタジー要素なんか入れないでさ。

  • クロがいなくなっちゃうのだ。
    しかし、いつまでも仔犬とはどういうこと…。
    小型犬なのかしら??

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著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。1982年日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集者を経て、現在作家。『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞。主な著書に『 選書775 日本史・世界史 同時代比較年表 そのとき地球の裏側で』(2005、朝日新聞社)『選書 水戸黄門は旅嫌いだった!?』(2006、朝日新聞社)『真説の日本史365日事典』(新書、2004、文藝春秋)『1日1時間 1週間でわかる図解日本史』(2005、二見書房)『1日1時間 1週間でわかる図解世界史』(2000、二見書房)『信玄と勘助111の謎』(文庫、2006、成美堂出版)『石原莞爾—「満洲国」建国を演出した陸軍参謀』(文庫、2002、PHP研究所)『実朝を殺した男—『吾妻鏡』殺人事件』(2004、有楽出版社発行・実業之日本社発売)『坊っちゃんは名探偵!—夏目少年とタイムスリップ探偵団』(青い鳥文庫、2001、講談社)『お宝探偵団とわがままミカド』(2004、学習研究社)『吸血鬼あらわる!—帝都〈少年少女〉探偵団ノート』(2005、ジャイブ)ほかがある。

「2007年 『日本史人物「第二の人生」発見読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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