片想い。 (ピュアフル文庫 ん 1-8 ピュアフル・アンソロジー)
- ジャイブ (2008年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861764936
感想・レビュー・書評
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どの作家の方も表現が面白くて、
すらすら読んだ。
子供だけど、子供じゃないような表現をしてたり、
でも懐かしくなりそうな恋のはなし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
片想い、という響きに胸躍らせてしまったが、
そういうのじゃなかった。
「北風のマント」は謎解きだったし、
「キッキ」では、
第2の人形に話しかけ、
「この子にはわかってもらえてないのかもしれない」
と思うシーンに笑った。
「さつきさん」は、
たかしちゃんに騙されたし、
「おまえたちがー」では、
避けてた道、でハッとする。
全部読んで、
これは、児童書なんだ、と気づく。 -
片想いをテーマにしたアンソロジー。
普段読まない様な作家さんばかりだったので、興味が出て購入・拝読。
設定の濃い一冊だったと思う。
特に好きだったのが【長い片想い】
最後の一文の切なさが良かった。 -
6人の作家さんが書いた短編集。どれもひとひねりあって面白い。坂木司さんの「長い片想い」が好き。
2013/03/18 -
いろんな作家さんの作品が入っているので、好きな作家さんを探すのに便利。
やっぱり、坂木さん、大崎さんが好きです。
なんとなく前を向いて歩こうと思える作品ばかりだから。 -
色々な「片思い」を集めた、アンソロジー
坂木司さん目当てで読んでみた。
大人の恋愛じゃなくて、中学生のピュアな恋物語。
優しいわ~ 可愛いわ~ (^^)
甘くて ちょっぴり切ない初恋物語。
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内容(「BOOK」データベースより)
「肩が重い」と感じたら…(「長い片想い」)
秘めた想いを抱える少年少女を描いた、全編書き下ろし短編による
オリジナル・アンソロジー。 -
六人の作家さんが手掛けた短編集。
坂木司の「長い片想い」を読みたくて手にとったが、よくあるユウレイの女の子が登場する話だった。
それよりも、大崎梢の「北風のマント」のミステリーにハマってしまった。
ある日、校庭に現れた不思議な
オブジェ。主人公の女の子が、片想いしている男の子と一緒に、犯人とその狙いについて迫っていく作品。
他の作家さんの作品は、可もなく不可もなく、少し変わった恋愛小説といった印象。 -
坂木司「長い片想い」
前川麻子「プリウスの双子」
大崎梢「北風のマント」
安藤由希「キッキに」
草野たき「さつきさん」
笹生陽子「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」 -
僕には生まれてすぐに死んでしまった双子の弟がいた。
それを知ってから大切なものは2つないと駄目になった。
この気持ちを理解してくれるのはおばの陽子ちゃんだけだ。
ランドセルも2つ、お菓子も2つ、カップも2つ。
それまで竹田みどりさんが好きだったのだが
近くに引っ越してきた双子の姉妹に一目ぼれしてしまった。
大切なものは2つ欲しいんだ。
前川麻子「プリウスの双子」他5編。
装丁:松岡史恵 装画:早川司寿乃
坂木司を目当てに読んだんだけれど
前川麻子の「プリウスの双子」がよかった。
大事なものは1つしかないから大事。
全体的に幼い片想いが多い話。