雨にもまけず粗茶一服 下 (ピュアフル文庫 ま 1-3)

著者 :
  • ジャイブ
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861765834

感想・レビュー・書評

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  • 行馬のイケメン具合が遊馬と己の駄目さ加減に拍車をかける下巻。お茶の事はよう知らんので、色々ついて行くのが大変なとこもあったけど、総じてスッキリした本。続編が数冊あるようで、今度探してみる。

  • 宗家巴流の跡継ぎ問題に行馬の上京(京都)、カンナの恋やら幸麿先生の掛け軸騒動やら遊馬に弟子ができるやら、とにかくドタバタしていたが、登場人物が皆魅力的で面白かった。遊馬の影はどんどん薄くなっていたけど、最後の詩文には爆笑。幸麿さんではないが、家元となると流石に凡人には分からん感性をお持ちなんやなぁ、ということで。遊馬もなんやかんや真面目だ。
    続きがでれば読みたいけど、ないようで残念。

  • 茶道の家元の長男が親と対立し、ふとしたことから嫌がっていた茶道の本家である京都で自分の本当にやりたい事を悪戦苦闘しながら見つけ出すお話の下巻。遊馬も結局はお茶の道から離れることはできないことに気付き、考えがまとまるまで比叡山のお寺に修行するためにその門をたたくという所で話は終わる。どの人物も個性的で憎めない人が多いが、特に驚いたのは遊馬の弟の行馬。「この子ホントに中学生か?」といえるような大人顔負けな行動にビックリ。実はこの続きがあり、それも手に入れているので、遊馬の修行の成果がどうなるのか見ていきたい。

  • 出奔した武家茶道の家元Jr.遊馬が様々な人に出会い成長してゆく。
    弟・行馬は意外と凄い奴。

  • 感想は上巻に記載してます。

  • 京都などを舞台とした作品です。

  • 下巻。お茶の話とか書の話とかはよくわからないけれど、楽しく読めた。
    2010/10/26

  • おかんお薦めの図書館の本。下巻。
    上巻よりおもしろかった。
    今回は恋もあり。
    行馬の遠大計画ってのが気になってたんだけど、まぁ、そんなもんか。
    ちょっと期待しすぎたかな。
    何を期待してたかわかんないけど←
    風馬爺さんがいいなw
    最後の終わり方も好き。
    ちょっと予想外だった。

  • 一言、「行馬くん、1本!」でした。

  • ひとり立ちがキャラ立ちになる流れがすてきな話。

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著者プロフィール

1990年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞。92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞。他に自身の茶道体験を綴った『ひよっこ茶人、茶会へまいる。』、武家茶道を軸にした青春小説『雨にもまけず粗茶一服』『風にもまけず粗茶一服』『花のお江戸で粗茶一服』、古典を繙く『京都で読む徒然草』などがある。

「2019年 『夢幻にあそぶ 能楽ことはじめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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