金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前にI 真夜中に読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861765858

感想・レビュー・書評

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  • アンソロジー。有島武郎さんの小さき者へが読めたのが収穫。

  • アンソロジーだと本当に一つ一つの作品の出来がバラバラ、っていうイメージが私の中にありましたが、
    これは良質揃い。
    集めましたって感じ。

    現代作家が多い中、
    寺山修司と、古典の有島武郎が入っている。
    きゅっと引き締まった感じです。

    「ヤングアダルト」を趣旨に集められて作品群ですが、
    どれもこれも全く違った方向性を持っており、
    作家の独自性がよく表れた一冊だと思います。

    有島武郎の「小さき者へ」はさすがに痺れました。
    圧倒的存在感です。

  • 心がザワザワする物語ばかり。タイトルの「みじかい」は気になって眠れないということなのかも。YAの大御所、金原さん的には森絵都さん、あさのあつこさん、佐藤多佳子さん、ですか。そうですか(^^;;

  • 若い頃の気持ちに戻れる作品群でした。とはいえ作者のほとんどが同世代、懐かしい時間を想い出すことができた。

  • YAという枠に収まりきらないくらい、読み応えのある短編集。装丁も素敵やし、このシリーズが続いていってほしいなぁ☆

  • ☆3.5
    短編セレクションなので、空いた時間にサクサク読める。有島武郎が急に出てきてびっくりした。

  • 本シリーズの装丁画を描かれている中島梨絵さんのことを調べていたら
    偶然(必然?セレンディピティー?)に見つけたアンソロジー。

    時を同じくして、読みやすい翻訳で有名と紹介された
    金原瑞人氏とのダブルネーム的インパクトにより、
    これは読まないわけにはいかないと読んでみた。

    正直なところYAというカテゴリーがいまいちつかみきれないけれど、
    各作者紹介と解説含め、なかなか面白く読めた。
    印象に残った話は『おどる洗たく虫』、『飛び出す、絵本』、『踊りたいけど踊れない』。

    本書ベスト は『飛び出す、絵本』 。

  • アンソロジー。
    軽めなのかと思ったら、かなり濃かった。

    後半4編の流れが良い。
    かの有名な寺山修司、はじめてちゃんと読んだ。なるほどなぁ。

    恋愛ものって好んでは読まないんだけど楡木さんのは良かった。テンポが独特で、たまに誰のセリフかわかりずらい部分もあるような非常に軽い文章なのに、嫌な感じがしない。

    前半では恩田陸の「飛び出す、絵本」が好み。と言うかこれが一番好きかも。
    こういうアンソロジーを読むと、やはり私はファンタジーが好きなのだということが明白になる(笑)。

    金原瑞人×森絵都の解説が面白い。

  • 寺山修司のがよかった

  • 児童書とは違ってビターな話がいっぱい。そんな中で恩田陸の話に癒された。対談の感想はあてにするなということだったが、対談の感想が新鮮な切り口で面白かった。

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著者プロフィール

1878年、東京生まれ。札幌農学校卒業。アメリカ留学を経て、東北帝国大学農科大学(札幌)で教鞭をとるほか、勤労青少年への教育など社会活動にも取り組む。この時期、雑誌『白樺』同人となり、小説や美術評論などを発表。
大学退職後、東京を拠点に執筆活動に専念。1917年、北海道ニセコを舞台とした小説『カインの末裔』が出世作となる。以降、『生れ出づる悩み』『或る女』などで大正期の文壇において人気作家となる。
1922年、現在のニセコに所有した農場を「相互扶助」の精神に基づき無償解放。1923年、軽井沢で自ら命を絶つ。

「2024年 『一房の葡萄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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