金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)

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本棚登録 : 205
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861766343

感想・レビュー・書評

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  • 0093.川島誠『愛生園』①2017/2/5
    0094.川島誠『愛生園』②2017/2/5 読了

    「金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2
     昼下がりに読みたい10の話」 より

    収録作品
    ①真菜の来た夏
     あさのあつこ
    ②雨坊主
     芦原すなお
    ③きみに連帯のメールを
     石井睦美
    ④げた箱は魔法のクスリ
     大島真寿美
    ⑤白いタンポポ
     加納朋子
    ⑥愛生園
     川島誠
    ⑦窓
     松村栄子
    ⑧フェスティバル
     森絵都
    ⑨月蝕
     山尾悠子
    ⑩花筐
     檀一雄

  • 中高生ならば他人から勧められたものよりも、自分で選んだ本を読みたいだろうし読むべきだ。そんな声もある。大人から勧められた本なんて却って読みたくなくなるだろう。そんな声もある。
    しかし中高生が自分で選べる本なんてどれだけあるだろうか。自分ひとりで出逢うことのできる本なんてどれだけあるだろうか。世の中には溢れんばかりにたくさん本がある。その中から出逢える本は限られている。
    だからアンソロジーという形でお勧めの作品を提示してもらえるのは、読みたい本に面白い本に辿り着く指針となるのではないか。広大な世界に旅立つ時に必要なものは地図じゃないか。どこに進むのかは自分が決めればいい。でも何も知らずに足を踏み出すとどこに辿り着くのかわからない。他の道に自分が求めているものがあるのかもしれない。地図を読み解くのは自分自身だ。でもその地図を手渡すことができるのは誰だろう。

    YA(ヤングアダルト)ジャンルを日本に広めた人物がいる。その中のひとり金原瑞人によるYAアンソロジー。ここでしか出逢えない作品もあろう。ここで出逢った作家の他の作品を読み進めてもいいだろう。ここで出逢った作品から自分の読書傾向や嗜好がわかるかもしれない。
    何を読めばいいかわからない。そんな時は読書の世界の地図となるアンソロジーを読むことから始めるのはどうだろうか?


    収録作家は、あさのあつこ、芦原すなお、石井睦美、大島真寿美、加納朋子、川島誠、檀一雄、松村栄子、森絵都、山尾悠子。巻末に選者の金原瑞人と三浦しをんによる解説対談もあります。この人たちはこう読んだんだということを知るのも、地図の見方を深めてくれます。

  • 【内容】
    翻訳・書評活動で日本に「ヤングアダルト=YA」を根づかせた第一人者・金原瑞人が選んだ傑作9編に、作家・三浦しをんが日本文学から選んだおすすめの名作1編をくわえた、YAアンソロジーの決定版!!本書で初めて文庫収録された作品を含む、ここでしか読めない“心に響く”珠玉の短編セレクション・シリーズ第二弾。巻末には、「選者」二人による特別対談を収録。

    【感想】

  • 02YA
    お友達をじっくり観察するようなお話が多いかも。
    これも眠れません。
    金原瑞人さんセレクションのYA短編集。みじかい眠り、というのはお昼寝かもしれないし、死かもしれないし、ひとそれぞれ。想像の世界へ飛び立つ瞬間だってみじかい眠りかもしれない。
    子守唄のようなやさしい本ではないかもね。

  • 山尾悠子「月蝕」、不思議で楽しいお話。
    主人公の大学生と少女のキャラがくっきりと立つ。
    舞台となる京都の描写には、実在(「1976」当時?)するお店の名前がたくさん登場し、ふたりがアノ店でアレを食べて、次に……と想像すると楽しい。
    在学中に書かれたものだろうか。
    静謐な宗教画のようなイメージのものが多い山尾作品の中では、異色かも。でも読後の満足感は変わらない。

  • 意外とビターな作品が多かった。「白いタンポポ」が好き☆

  • 2013 10/27

  • シリーズ2。
    印象に残った話 は『真菜の来た夏』、『げた箱は魔法のクスリ』、『白いタンポポ』。

    本書ベスト は『白いタンポポ』 。

  • 新しい作家を開拓したかったため、複数の作家の短編集を読んでみようと思い立ちました。多いので今回のレビューは簡単にまとめます。

    あさのあつこ『真菜の来た夏』★★★★
    →爽やかで綺麗なだけではなく、ちょっとした事件や大人のドロドロとしたやり取りが少年の上を通り過ぎるかんじが良かったです。

    芦原すなお『雨坊主』★★★
    →少しファンタジー要素のある不思議な話。題材の割には大きく感情が動くような事件もなく、優しくふわふわとした雰囲気の中ストーリーが終わっていきました。可もなく不可もなくかな。

    石井睦美『きみに連帯のメールを』★★★☆
    →母子家庭の中学生男子が主人公で、本当は母親の愛情が欲しいけれど言いだせないし言いたくない…といった様子。ある日突然、隣の「そこらへんのおばさん」と夕飯を食べることになるわけですが…ある少年の人生の中の1コマを描いた作品だなという印象を持ち、決して大きく彼の人生を変えるわけではないけれど、それをきっかけに何か変わって行くのかもしれないなと予感させるような描写で終わりました。

    大島真寿美『げた箱は魔法のクスリ』★★★
    →大人には小さく見えるけど、子どもには子どもなりの悩みがあり、小さな器で精いっぱい頑張っているのよねーなんて考えながら読みました。軽い読み心地。

    加納朋子『白いタンポポ』★★★
    →冒頭の文章を読んで「なんだか、無理して難しい言葉や表現で書こうとしてはいないかい?」と少々息苦しくなったものの、2章以降は少しずつ文の"詰まり"がとれていくような印象です。しかし、最後の手紙部分は作者の主張が鼻につくような感覚を持ち、残念でした。

    川島誠『愛生園』★★★
    →3人の主人公が代わる代わる語って行くので、それによって出来る物語のリズム感が面白いなと感じました。

    松村栄子『窓』★★★★
    →読み終わると切なさが薄く残るような作品でした。

    森絵都『フェスティバル』★★★
    →3ページだけの"超短編"ですが、最後の一文にはからっとした爽快感がありました。

    山尾悠子『月蝕』★★★★
    →山尾さんのページに差し掛かった時、なんだか「ほっ」としたのが印象的でした。自分が好み馴染む文体であったため、やっと居場所があった~といった感覚になったというか…そして話自体は、真昼に見る悪夢のような物語でした。次は山尾さん単独の本を読んでみよう。

    檀一雄『花筐』★★★
    →途中で読むのに疲れてしまい、一度中断してまた読み始めました。物語の全てを飲み込むには、もう一度読まないといけないかな・・・でも、まぁもういっか。そんなかんじでした^^;

  • あさのあつこ目当てで借りたんだけど、あさのあつこは「うーん、」って感じ(´`)
    悪くはなくてむしろ良いんだけど、最近黒いあさのあつこを読んでたからか、なんかべただなー、って。すきだけどね。
    愛生園は結構よいかも。でもこれ以上はいらないな。この長さでちょうどいいかも。
    げた箱は魔法のクスリもすきだなー。なんかちょっと共感できる。

    確かにどれも"昼下がり"っぽいなー、と。
    あたしは真夜中の方がすきだけど 笑

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞を受賞。2005年、『バッテリー』全6巻で第54回で小学館児童出版文化賞を受賞した。著書『The MANZAI』(ポプラ社)、『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ(講談社青い鳥文庫)、『NO.6』シリーズ(講談社YA!ENTERTAINMENT)など多数。

「2020年 『スポーツのおはなし 野球 ぼくだけのファインプレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

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