世界が終わる夜に奏でられる音楽 (ピュアフル文庫)

著者 :
  • ジャイブ
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本棚登録 : 106
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861766848

感想・レビュー・書評

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  • 人は、守りあうとき、強くなる。

    解説の中の言葉通りのお話。

    19歳の莉絵と14歳の耕太のピュアな思いが、胸をしめつける。久しぶりに嬉し泣き(号泣)出来て良かった♪

    少女マンガ好きには堪らない胸キュン度。
    たまには、こんな小説も良いなぁ◎

  • 苦しみから逃れる術もなく、痛みに耐え凌ぐしかないとき、たった一言でいいから欲しいものがある。それだけで救われるような気がしたから。苦悩や悲しみで蓄積された一つ一つの皺や浮き出た骨筋を愛しい と感じたとき、心でもなく胸でもなくもっと奥の方から湧いてくるもの、それを私はとても美しいと感じる。咲き続けることを価値と呼ぶのではない。枯れるものこそ美しいのだ。どうして一緒にいられるの...好きだという以上に理由などあるのだろうか。ビー玉のような大粒の涙を零す少年の言葉はいつだって優しく澄んでいて、世界が終わる夜に奏でられる音楽のように沁み渡る。

  • 去年読んだ「はじまりの空」がすごい楽しかったので、ずっと読みたかった楡井さんの本

    〈中学生と女子大生の恋〉って聞いてたので、年の差恋愛好きとしてはほっとけない!と思ったのに
    全然そういうんじゃなかった・・

    いや、そういうのっちゃそういうのなんだけど、
    年の差でどうのこうのっていうんじゃなくて(それもちょっとはあるけど)
    男の子がなんとも不幸な境遇で(家族がいないとか、虐待というか人間並みに扱われてないとか)
    女の子もなんか気が強くってわたしは共感のしようもないタイプで、
    面白かったけど期待してたほどじゃなかったなー

    でも、男の子はかわいそうなんだけどかわいいし、守ってあげたくなるし、ときどきドキッとするし、
    女の子も時たま見せる弱さや自信の無さが19歳っぽくてかわいいし

    ふたりとも、いい大人になってしあわせになれよ!
    って思いました。

    しかしすてきなかっこいい、いい大人がいる反面
    どうしようもなくいやな大人っているんだなー
    こんなにむかむかすることもない。天罰よおばさんにくだれ~

  • 気が強くて芯があり、バイト先や実家の手伝いでは頼もしいけれど、恋愛が長続きしない。
    そんな彼女が出会ったのは、学校にも通わせてもらえず、かしこい犬になることを強いられてきた中学二年生。
    彼を守るために、もっと強くと思っていたはずが、彼と過ごすうちに弱い自分を見つけるようになる。

    虐げられて育つと、こんなにも哀しい心が生まれてくるのかと。
    大人じゃない二人の頑張る姿に胸が痛くなります。

  • 運命の人を求めながらも自分で何でも片付けてしまう莉絵と、心が純粋な耕太のやったりやられたりの図がいい。

    バランスの悪い人間関係が魅力的。

  • とても繊細で儚くて今にも消えてしまいそう。
    触れることすらためらってしまうそんな少年。
    二人の物語は暖かくてとても切ない。
    耕太の言葉が胸に突き刺さる。
    ページをめくるたびに考えさせられる。
    一つ、一つの言葉が、思いが
    私の中に流れてくる。繊細で今にも崩れ落ちてしまいそうな優しさが、暖かさが。
    言葉で表現しようとしても
    この思いは伝えきれなくて、、
    この気持ちを大切にしたい。
    そんな風に思える小説は久しぶりで、
    私の宝ものの一冊に追加されました。
    辛い夜、さみしい夜、悲しい夜は
    きっとこの小説を手にとるだろう。

  • 19歳で気が強く行動力もある女の子と、中学2年生の無口な男の子が一緒に過ごす切なくて優しくて一生懸命な生活が描かれている。残酷なことがとても優しい言葉で綴られていて、ぐっとくる。これから先の話も読みたい。
    2013/4/17

  • 読書完了日2011年12月28日。
    文庫化に伴い購入再読。積んでいた本(苦笑)

  • ゆったりと流れる音楽のような物語だった。成長していく大切な人を見つめていることは喜びでもあり、哀しくもある。それでも愛しく想うからこそ背中を押してあげなきゃいけない時がいつかやってくるんだ。彼らの旅路に幸あれ。

  • 再読。
    強くて優しい莉絵が耕太に出会うことで守ることを知り守られることを感じる。

    作中に出てくる耕太の味方が明るくて心強くてとても好きだ。

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