サカタ食堂 坂田靖子よりぬき作品集 (ピュアフルコミック)

著者 :
  • ジャイブ
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本棚登録 : 63
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861768057

感想・レビュー・書評

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  •  食べ物を取り上げた作品を読むと,大抵その食べ物を食べたくなるものだけど,坂田さんに関してはそれが当てはまらない。

     どうしても,人間そのものに注意が向く。

     どんな深刻な状況でも飄々とし,どこか達観している人々。自身の存在を脅かすほどの怒りを抱くこともない。

     その場の流れを受け入れ,人を責めず,そこにあるものに僅かな喜びを引き出す。
     その喜びとして今回は食べ物が選ばれているけれど,あくまで全体の一部でしかない。酒ならぬ,食べ物にのまれていない,とでもいうのだろうか。

     かと言って人間が中心でもなく,人間も全体の一部。
     坂田さんの作品を形作っているのは,まるで水墨画や印象派に見られるような,ぼんやりとした空気や光。

  • ほとんど読んだことがある作品ばかりだが、坂田靖子らしさが出ている良い短編集。読んでいるとほんわかとしてきて、嫌なことを全て洗い流してくれる。久々に「村野」を読んだけど、やっぱりいいなあ。

  • 「村野」はやっぱり一番好きな話。

  • 名は体をあらわす。タイトルは中身をあらわす。そのまんま、これまでの坂田作品から「食べ物」関係を引っ張り出し、選りすぐられた盛り合わせ。「本日のおすすめプレート」でございます。ごちそうさまでした。

  • 非常に哲学的。食漫として軽く読めるものではないが、近く再読予定。

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プロフィール

漫画家。1975年デビュー。ショートSFやファンタジーを得意とする作風で根強い人気を誇る。代表作に「バジル氏の優雅な生活」シリーズ、「アジア変幻記」シリーズ、近作「ベルデアボリカ」など多数。

坂田靖子の作品

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