太陽の下の17歳 西炯子作品集 (ピュアフルコミックス)

著者 :
  • ジャイブ
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本棚登録 : 274
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861768323

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の涼やかな青年とは対照的に、中身はBL一色でやや重だった。

    冒頭カラーページの自主制作カレンダーイラストが一番好きだけど、こういうハードボイルドなやつを描いて欲しいなと思った。
    本編では「出口」が一番ドロドロしてて重くて面白かった。
    結婚して本妻になったらそれが何者にも負けない称号となるのに、不安が尽きない初々しい女の嫉妬心。
    男性であることのジレンマ。ゾクゾクする。

  • 「出口」が1番好きです。こういう片方だけが辛い話が好きなので最高です。相互依存関係だけどフェアじゃない。何気ない一言に舞い上がったり傷つけられたり。もどかしくて切ない感じが堪りませんでした。でも最後は報われたので文句なしに素敵な話。

  • 2012 1/22読了。WonderGooで購入(古書)。
    男性同士の切ない恋愛だったりそれ以前の心のつながりだったりを描いた短編集。
    「薔薇姫」が好き。
    あとあとがき。

  • 中学生とか、高校生の頃に読んだ漫画の数々を
    もう一度読めて嬉しかった。
    西炯子さんの漫画に対するたんたんとした取り組みから、
    珠玉の数々が生まれたのかなあ。

  • 一応一般で。JUNEです。どれも過去を振り返るような、明るい未来がある話ではない。耽美。前半は古過ぎてかなり読みにくかった。表題はデビュー作だし。失敗したかなと思ったけど後半は面白かったです。ひとつだけは、これから先があるんだなぁという話でした。妻子がちょと可哀想ですが。昼ドラぽかったかな。
    最後の薔薇姫が良かったです。現代風でもある耽美とでも言えばいいかな。空気感とか漫画全体のノリは現代寄りだけど耽美でした。読み始めてすぐナルコレプシーだと思ったんですけど、ナルコレプシーて死に至るんでしたっけ。その辺詳しくないのでよく判らないのですが。ナルコレプシーという名称も出てこなかったので違うかもしれないし。最後は綺麗な終わりでした。

  • 最初はま〜絵がへた。笑 どんどんいい絵になってゆく。薔薇の話は結局人が死んでしまう話で、なんというか、2作続けて読むと ん?というか…弁護士の話が一番好きだった。どうしようもなくて。 うだうだ言ってるけどどれもとてもおもしろかったです。

  • もともとBL描いてたんかい!と色々衝撃。ホントに昔の短編から載っていて、ほんのり長野まゆみを思い浮かべた。薔薇姫とてもおもしろかった。作品の絵柄が違いすぎて、この短編と短編の間に何があった!?とか思いつつ・・・^^

  • 古き良き耽美系。弁護士の話はバッドエンドでもおいしかった。薔薇は泣かされたな・・・。

  • 今日買ってきたものなんですが、とても良かったです。
    以前にこの方のうすあじというコミックが気になって買い、それからこの人なら大丈夫だろうという確信を持ってこのコミックも買いました。
    切ないけど最後が決して悲観的ではなく次に進む姿勢や余韻が今回も良かったです。

  • 「BL」という一分類では言い表せないような作品ばかりで良かった 表題作と出口が特に好き 薔薇姫も好き

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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