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- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861820144
感想・レビュー・書評
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W大学修士課程ジェンダー関係論ゼミのテキストだった。セジウィック『男同士の絆』http://booklog.jp/users/utsu/archives/4815804001より読みやすい、と言われて期待して読み、なるほどと思ったのは、セジウィックよりは予備知識が少なくてよいことだった。ただ、セジウィックが文学批評であるように、モッセは歴史書なのね。そのあたりが、慣れてないとちょっと手間取る。感覚的にはスコットhttp://booklog.jp/users/utsu/archives/4582765165を読んでいるときのような気分。で、言っているメッセージはわかりやすい。いろいろ変化はあったものの、ヨーロッパの男性性(とくにヴィジュアルにわかるような)は近代の産物であって、根幹は変わっていない。女性やセクマイのことを考えるときも、この男性性を無視はできない、ということ。実際そうだと思うよ。
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