李箱作品集成

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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861820885

作品紹介・あらすじ

朝鮮を代表するモダニズム文学者、李箱(イ・サン)。1930年代の植民地朝鮮・京城で活躍し、26歳の若さで帝都・東京で夭折した。現代韓国において最も愛されている作家の一人であるが、一方で「難解」「天才」「異常」とも評され、いまだにその作品は多くの謎に包まれている。本書は、その代表作をはじめ、これまで注目されてこなかった作品を掘り起こし、日本語で書かれた詩は当時の資料から収録した。李箱のほぼすべての短篇小説・随筆・日本語詩を網羅した、日本における初めての作品集である。

感想・レビュー・書評

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  • 本の栞にぶら下がる16: 旧正月の李箱の手紙(斎藤真理子) 岩波書店 図書2022年3月号
    雑誌 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/magazine/

    作品社|李箱作品集成
    https://sakuhinsha.com/oversea/2088x.html

  • レビューはこちらに書きました。
    https://note.mu/_yoiyoru/n/n33a5876be97f

  • 「翼」が何といっても最高。小森陽一による「倦怠」解題も大変面白かった。

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著者プロフィール

一九一〇―一九三七 京城生まれの詩人、小説家。本名、金海卿(キムヘギョン)。京城高等工業学校を卒業し、朝鮮総督府建築課で技手として働くかたわら、三〇年に発表した長編小説『十二月十二日』で作家活動を開始した。三三年に朝鮮総督府を辞職して喫茶店の経営を始め、妓生の錦紅(クモン)と同居生活を送る。三四年には文学同人「九人会」に参加し、『朝鮮中央日報』に詩『烏瞰図』を連載するが、難解だとの抗議を受けて打ち切られた。三六年、『朝光』誌に掲載された短篇小説『つばさ』が一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立。同年、東京に渡る。三七年に思想犯として日本の警察に逮捕され、持病の肺結核が悪化して保釈された後、同年四月十七日に死去。東京で書かれた『失花』は、死後に遺稿として発表された。このほか代表作に『蜘蛛、豚に会う』『逢別記』などがある。

「2020年 『失花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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