ハンナ・アーレント―“生”は一つのナラティヴである

制作 : Julia Kristeva  松葉 祥一  勝賀瀬 恵子  椎名 亮輔 
  • 作品社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861820915

作品紹介・あらすじ

戦争と革命、哲学と政治の十字路に立つアーレントの"生"とは何か。20世紀をともに生き、思考しつづけた2人の女性思想家の出会いによって生まれた、思想家論/評伝の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • ジュリア・クリステヴァ『ハンナ・アーレント』作品社、読了。難解な思想と文体で有名なクリステヴァだが、本書は非常に読みやすい。副題「“生”は一つのナラティブである」との通り、彼女の生き方と思想(著作)の結びつきを丁寧に描いている。格好のアーレント「入門」ではないだろうか。

    〔参考〕「日本の知識人は右も左も、他者への共感に限界があることを認識しない。自由人アーレントを称賛しながら、共感を押しつける排他的なふるまいをしてしまう」。「ひと・流行・話題:ハンナ・アーレントは終わらない」:朝日新聞2007年12月24日付。  http://book.asahi.com/clip/TKY200712240064.html

  • p17まで読んだ。

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著者プロフィール

(Julia Kristeva)
1941年、ブルガリアに生まれる。66年、パリに留学。以後は文学研究者、精神分析家、作家としてフランスに暮らす。文学の記号論的・精神分析的研究に従事するかたわら、後に伴侶となるフィリップ・ソレルス主宰の前衛雑誌『テル・ケル』、後続の『ランフィニ』に参加。バフチン、ソシュール、フロイト、ラカンらの読解を軸に、デカルト的主体の解体、意味の産出性、詩的言語の侵犯性を中核とする独自のテクスト理論を展開し、ポスト構造主義の一翼を担う。90年以降は小説の執筆もおこなうほか、障害者に関する社会運動にも身を投じている。2008年には「女性の自由のためのシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞」の設立に際し中心的な役割を果たした。現在はパリ第7大学ほか国内外の大学の名誉教授。ホルバイン賞(2004年)、ハンナ・アーレント賞(2006年)、サン=シモン賞(2017年)を受賞。著作は世界各国で翻訳されている。日本語訳に『恐怖の権力』『初めに愛があった』『外国人』(以上、法政大学出版局刊)、『セメイオチケ』『中国の女たち』『黒い太陽』(以上、せりか書房)、『詩的言語の革命』(勁草書房)、『サムライたち』『プルースト』(以上、筑摩書房)、『斬首の光景』(みすず書房)、『ハンナ・アーレント』『メラニー・クライン』(以上、作品社)などがある。

「2018年 『ボーヴォワール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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