国枝史郎伝奇短篇小説集成 (第2巻(昭和3年~12年))

著者 :
制作 : 末國 善己 
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  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861820977

作品紹介・あらすじ

収録作108篇、すべて全集未収録!幻の作品群、待望の大復刻!稀代の伝奇小説作家による、傑作伝奇短篇集成、全二巻完結。

感想・レビュー・書評

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  • 第二巻は第一巻よりも新しい時代のものであるが、なんとなく執筆された時代をうかがわせるものもある。とはいえ、時代小説が大半を占め、仇討ちや任侠が花を添える。また、合戦ものが多いのもこの巻の特徴であろう、、、多分。第一巻の内容を忘れてしまった(笑)

    二巻あわせて1,000ページをこえるボリュームだもの!戦前の大衆作家は多作だったとつくづく感心させられる。しかも、いずれも面白い。いきなり神州纐纈城はハードルが高い、、、と思う方は、こちらをどうぞ。読破しなくても、気に入ったものをぼちぼち読むだけでも国枝ワールドを楽しめます。案外文章も平明で、読みやすい。

    でも、「伝奇」か?といわれれば、大半は奇妙な味の「時代小説」かも? あ、それが伝奇なのか、、、

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著者プロフィール

明治二十年(一八八七年)長野県に生まれる。早稲田大学在学中より演劇運動に参加。大学中退後、大阪朝日新聞社の演劇記者、松竹座の座付き作者となる。病を患い、長野県に戻り「講談倶楽部」「少年倶楽部」などに執筆、怪奇、幻想、耽美的な伝奇小説の第一人者となる。『神州纐纈城』は、昭和四十三年(一九六八年)復刊され、三島由紀夫に激賞される。昭和十八年(一九四三年)死去。

「2023年 『神州纐纈城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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