未完結の問い

  • 作品社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861821134

作品紹介・あらすじ

大西巨人が、初めて存分に「わが文学と世界観」を語りつくした待望の書、ついに刊行!気鋭の批評家・鎌田哲哉を聞き手に、文学的信条、愛する作家・芸術家たち、中野重治・花田清輝ら同時代文学者をめぐる鋭利な考察と回想、この国の変わらぬ課題と展望を、縦横に論じる。これは88歳の現役作家が贈る、最高の「文学入門」の書である。

感想・レビュー・書評

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  • 小説の在り方というよりは、人間の在り方を問う本。大西巨人というよりは殆ど鎌田哲哉が話している。他人にむける批評眼を自分には向けない「俗物」への批判には身につまされるものがある。「正しいことなら一人でも行く」ことの難しさ。

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著者プロフィール

作家(1916年8月20日~2014年3月12日)。福岡県生まれ。九州帝国法文学部政治学科中退。新聞社勤務の後、1941年12月召集され、以後敗戦まで対馬で兵営生活を送る。敗戦後、福岡で発刊された『文化展望』の編集に携わる傍ら、文筆活動を開始する。46年新日本文学会に入会、以後『近代文学』や記録芸術の会など、さまざまな文学芸術運動に関わる。48年日本共産党に入党、61年以降は関わりがなくなるが、コミュニストとしての立場は生涯変わらなかった。公正・平等な社会の実現を希求し、論理性と律動性とを兼ね備えた文章によって個人の当為を形象化する試みを続けた。1955年から25年の歳月を費やして完成した『神聖喜劇』は、軍隊を日本社会の縮図ととらえ、主人公の青年東堂太郎の精神遍歴の検証を通じて絶望的な状況の中での現実変革の可能性を探った大作で、高い評価を受けている。ほかの小説に『精神の氷点』(1948年)、『天路の奈落』(1984年)、『三位一体の神話』(1992年)、『深淵』(2004年)、批評集に『大西巨人文藝論叢』(立風書房、全2巻)、『大西巨人文選』(みすず書房、全4巻)など。

「2017年 『歴史の総合者として』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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