短篇小説集 軍師の生きざま

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822070

作品紹介・あらすじ

直江兼続、山本勘助、石田三成、柳生宗矩…。群雄割拠の戦国乱世、知略をもって国の礎を支え、天下にその名を轟かせた策士たちの戦いと矜持!名手10人による傑作短篇アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 短編小説集となっていて、軍師に関する話が集まっていますが、中には、斎藤道三や石田三成など、この人軍師?という人の話もありました。

    全部で10人の人の短編がまとめられていて、その中でも、新田次郎さんの武田晴信の初陣で板垣信形(方)が活躍していた、という話と、隆慶一郎さんの柳生宗矩の話が面白かったです。

    特に、柳生宗矩の話は「影武者徳川家康」のサイドストーリー的な位置づけ?となっていました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-8691.html

  • 新田次郎「異説 春信初陣記」(板垣信形)、坂口安吾「梟雄」(斉藤道三)、宮本昌孝「紅楓子の恋」(山本勘助)、海音寺潮五郎「城井谷崩れ」(黒田官兵衛)、火坂雅志「石鹸」(石田三成)、尾﨑士郎「直江山城守」(直江兼続)、隆慶一郎「柳生刺客状」(柳生宗矩)、大佛次郎「真田の蔭武者」(真田幸村)、国枝史郎「後藤又兵衛」(後藤又兵衛)、池波正太郎「獅子の眠り」(真田信之)

    10つの短編集。まあまあ。歴史物は色々な解釈や脚色があっていいと思うし、短編なので結構あっさりと楽しめる。しかし、印象深い話は特にない。

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著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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