台湾セクシュアル・マイノリティ文学[1]長篇小説――邱妙津『ある鰐の手記』 (台湾セクシュアル・マイノリティ文学 1)

著者 :
制作 : 黄 英哲  白水 紀子  垂水 千恵  垂水 千恵 
  • 作品社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822278

作品紹介・あらすじ

私は女を愛する女だ。それが蜜のように顔を濡らす涙の源泉-レズビアンに"なる"ことへの恐怖が恋人の愛を拒絶する。女性への愛情と欲望、そして激しい自己否定…。台湾レズビアン文学の記念碑的作品。

感想・レビュー・書評

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  • この小説、台湾のレズビアン文学の記念碑的な作品なんだそうだ。

    しかしすごく耽美というか退廃的な小説でね。確かにこういう感じの小説とか、またこういう感じの人っているんだけれど、わたしはあまり好きじゃない雰囲気というか。この主人公が持ってる内面化されたホモフォビアのせいで退廃的な生活になっちゃってるんだろうけど、わたしとしては「そこをなんとかしたら?」って感じなんだけど、主人公はそれを当然のものとして女性と恋愛してお互い傷つけあって離れたりくっついたり男と付き合ってみたりしてる。

    ちなみにこの本を書いた人はこれ書いた数年後に自殺してるみたい。本の中にも死に向かっているような記述はあったけど、確かにこういうことが自伝的なものであったら自殺するだろうなーという感じ。

    こういう小説って同性愛が「禁断の恋」でなくなったら、なくなるものなんだろうか。禁断の恋でなかったら、この小説を書いた人も自殺しなくて済んだのだろうか。そういう思いがぐるぐるとわたしの中で巡っている。

  • 学生時代から敬愛する友人の訳書です。
    難しい同性愛というテーマを扱った作品に正面から相対して、見事に美しい日本語の小説に転換させることに成功しています。
    これまで研究者として台湾文学の紹介に貢献して来た彼女の新しい舞台として、今後翻訳作品の誕生の続くことを期待しています。

  • 文化交流論[Theory of Inter-Cultural Communication]

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