言い残しておくこと

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822704

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に尊敬する、とてもかっこいい老哲学者。巨星
    である鶴見氏の様々な思考や哲学が全般的に書かれて
    ある内容です。
    少しメモラビリアの部分は、前後が分からないので
    理解しにくい部分があります。

    後藤新平との話。宮沢喜一氏。中井英夫氏。
    若槻礼次郎氏。小田実氏との関係。丸山眞男氏。
    思想の科学の仲間(軽井沢派)と戦中戦後からの
    きらびやかな巨星たちとの話。
    母親との葛藤。父親の批判(一番病)。
    のなかで、自分が悪人であったこと。
    I AM WRONG.悪人で結構だ!
    悪人として戦中戦後の日本に対峙してきた思索の道筋。
    最後の「私は人を殺した。人を殺すことはよくない」
    の部分は圧巻だと思います。

著者プロフィール

1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

「2015年 『昭和を語る 鶴見俊輔座談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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