3・11の未来 日本・SF・創造力

  • 作品社 (2011年8月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784861823473

みんなの感想まとめ

テーマは、東日本大震災を受けての未来への考察です。著名なSF作家たちが集結し、震災を通じて人間が直面する現実や困難にどう向き合うかを探求します。特に、言葉を失うような光景や、これまで想像もしなかった事...

感想・レビュー・書評

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  • 新井素子さん「東日本大震災にて」だけ読みました。子供の頃愛読していた彼女が何を書いたのか興味を持ちました。

  • この書籍は、東日本大震災が起きた「3.11」についてを国内外の有名な小説家がSFなど色んな分野と「3.11」を絡めて応援・激励の意味を込めて書かれています。

  • SF
    東日本大震災

  • <閲覧スタッフより>
    SF作家、SF作品から3.11を考える。言葉を失うような光景、これまで想定してこなかった事態・・・この困難とどう向き合い、考えてゆくのか。2011年7月に逝去した小松左京の遺志を継ぐ執筆陣が日本の未来を語ります。

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    所在記号:901.3||サン
    資料番号:10225377
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  • SFと3.11。
    3.11との関係がよくわからなくて流し読み。SFは無責任だけど、いろいろ予言している部分もあるんだよ、的な。
    SF好きだけど、現実とそこまでリンクして考えたことは少なかったのでその発想が得られたのはよかった。

  • SFと言っても科学が主役じゃなく結局のところはヒューマニズムに行き着くってことですな。
    瀬名秀明の話が特に関心を惹きました。
    なので今度「小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団」を読みたいと思うのでした。
    魂を下げないように…

  • 新井素子さんの文章があったので手に取りました。
    厚みはありますが、3・11に関連したというより、小松左京さんと他の作家さんの思い出とか、大地震や核での終末を題材にしたSF小説(日本沈没多し)の分析?という内容に感じました。
    3・11や原発事故について、SF作家の視点でどう感じているのか、どんな未来を予想するのかが知りたかったので、既存の小説の話ばかりで残念でした。
    小松左京さんのファンの方には面白いかもしれません。
    (野尻抱介さんのはしゃぎっぷりに、福島人として少しイラツボ入りました。測定器寄付してくれたのは感謝ですが……)

  • 内容に共感できるできない以前に、何が言いたいのかわからない内容のものもあった。
    ただ、同じ本の同じ個所を引用していながら、最終的な結論が異なっていたりと各著者の考え方の差がわかり興味深かった。

  • 回送先:府中市立宮町図書館

    いわゆるみちのく震災をいかようにして整理するか。このとらえどころの無い混沌に落とし前などという答えはまったく存在しない。もちろんそれは、本書をしるした書く執筆者のみならず評者含めた読み手も同様であろう。
    本書が切り口に求めたのは昨夏逝去した作家小松左京の『日本沈没』であったり坂口安吾をめぐる評論であったり、宮崎駿の長編アニメーション映画『崖の上のポニョ』であったりする。そうした切り口も正統性がまったく無いとはいわないが、この行き詰まりに見えてしまう現象はかつて、事実上の祥月命日に相当する「9・11」とどこか近接したトートロジーでしかないと疑わざるを得ない苦々しさもどこかあるのも事実である。

    確かに、さまざまな事態や感情が一気に押し寄せた(評者はこれを「メランコリーの津波」と呼んでいる)ことによって、SFという枠を超えて混乱状態に陥り、その結果SFが何もかけなくなったと絶望する見方もあるのかもしれない。しかし、そのように見なすのはまだ早いだろう(これについては同様の指摘をした仲正昌樹と言葉は違えど一致するだろう)。なぜなら、SFがSF足りえるための諸条件や倫理はなにも崩壊していないからだ。崩壊したもののあら捜しをするのも良いのかもしれないが、それをするには語彙が足りていないことを自覚しているが故の苦慮と見るべきか。

    惜しむらくは評価すべきその一貫性の無さだろう。小松左京や放射能というディストピアなど引き出しが雑然としている状況にあって、一貫性を期待するのは土台無理だとしても、一貫性を期待して読み始めた読み手に更なる混乱と「あれはたいしたこと無い」「どっかで聞いたロジックの二番煎じ」という余計な感想を引き出させる根拠になってしまったことは否めない。苦慮を苦慮のまま指し示す、その営みがどうしても理解できなくなっている風潮の中でどうするか、同語反復ではない何かを求めて。

  • ここに至っても過去の作品を引っ張り出しての日本人論では、なんとも第三者的。
    Part3のエッセイのいくつかは等身大でとても良かったが、それ以外は提言しようと肩に力が入りすぎ。

  • 全編を読んだわけではなく、瀬名秀明の「SFの無責任さについて―『311とSF』論に思う」の文章だけを3回ぐらい繰り返し読んだ。それだけ地に足がついていて、かつ、刺激的な文章だった。

  • 名張市立図書館----県立図書館。

  • 震災以降、自分は暇があれば、SFを読んでいる。そして、読み終えるとまるで、SFの世界のような現実に戻ってくる。不思議な気分だ。
    過去のSFが語っていた未来の上にぼくらは、立っているとも言えるし、立っていないとも言える。完全に未来(いま)を描いたSFは、存在しない。だけど、今だからこそ、そのあり得たかもしれない未来(いま)について、考えることが大事なのだと思う。
    それが、今SFを読む意味だと思う。

  • 7月26日に亡くなられた小松左京さんからの、「最後のメッセージ」が載っているという帯のキャッチコピーに釣られて購入しました。

    [続き]
    http://wildhawkfield.blogspot.com/2011/10/311sf.html

  • 教員からの推薦図書。

  • 小松さんの序文を読んだところ。まだわたしは「3.11」を受けとめられない。これから折々にパラパラ拾い読むことになると思う。

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著者プロフィール

1955年東京生まれ。上智大学卒業。コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987年)。現在、慶應義塾大学文学部名誉教授/慶應義塾ニューヨーク学院長。アメリカ文学思想史・批評理論専攻。日本英文学会監事、アメリカ学会理事、日本アメリカ文学会第16代会長を歴任。2009年より北米学術誌The Journal of Transnational American Studies編集委員。代表的著書に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、『ニュー・アメリカニズム』(青土社、1995年度福沢賞;増補新版2005年)、『アメリカン・ソドム』(研究社、2001年)、『リンカーンの世紀』(青土社、2002年、増補新版2013年)、『モダニズムの惑星』(岩波書店、2013年)、『メタファーはなぜ殺される――現在批評講義』(松柏社、2000年)、『「2001年宇宙の旅」講義』(平凡社、2001年)、『盗まれた廃墟――ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)、『パラノイドの帝国』(大修館書店、2018年)、『慶應義塾とアメリカ』(小鳥遊書房、2022年)、Full Metal Apache: Transactions between Cyberpunk Japan and Avant-Pop America (Durham: DukeUP, 2006, The 2010 IAFA[ International Association for the Fantastic in the Arts]Distinguished Scholarship Award)ほか多数。代表的論文に「作品主権をめぐる暴力――The Narrative of Arthur Gordon Pym 小論」『英文學研究』第61巻第2号(1984年12月、第7回日本英文学会新人賞)、“Literary History on the Road: Transatlantic Crossings and Transpacific Crossovers”(PMLA[January 2004])など多数。編訳書にダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(トレヴィル、1991年/北星堂書店、2007年、第2回日本翻訳大賞思想部門賞)、ラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』(筑摩書房、1995年)、編著に『現代作家ガイド3 ウィリアム・ギブスン』(彩流社、1997年/増補新版2015年)、『反知性の帝国』(南雲堂、2008年)、共編著に『事典 現代のアメリカ』(大修館書店、2004年)、The Routledge Companion to Transnational American Studies(2019年)など多数。
巽ゼミ三田会公式ウェブサイト:http://www.tatsumizemi.com/
Keio Academy of New York Website: https://www.keio.edu

「巽」は、部首が「己」ではなく「巳」の旧字体の「

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