プラグマティズム入門講義

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861825224

作品紹介・あらすじ

パース/ジェイムズ/デューイから、記号論/分析哲学/ネオ・プラグマティズムまで。ポストモダン以降、どう"使える"思想なのか?「アメリカ人特有の実用的で使える」という浅薄な理解を退け、原書を徹底的に読み解きながら、その壮大な世界観とはたして何に「使えるのか?」の核心を、現代思想の第一人者が、本格的に教える。

感想・レビュー・書評

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  • 著者がおこなった講義をもとにしている本で、ジェイムズの『プラグマティズム』とデューイの『哲学の改造』のテクストを、じっさいに講義の参加者たちとともに読み解きつつ、プラグマティズムについて解説がなされています。また、クワインやローティ以降のネオ・プラグマティズムの潮流についても、その中身に立ち入った解説はおこなわれていないものの、ごく簡単な概要の紹介がおこなわれています。

    ジェイムズのテクストもデューイのテクストも、ともに旧来の経験論と合理論の対立を超える新たな可能性を示した「探究の論理」としてプラグマティズムを理解する姿勢が明瞭に示されており、著者の解説もそうした側面に焦点があてられているように思います。

  • ジェイムズの『プラグマティズム』とデューイの『哲学の改造』の購読講義を書籍化したもので、哲学的網羅性はなく部分的であり、バランスが非常に悪く、プラグマティズムの入門にはなりえていない。プラグマティズムの古典をやるなら始祖であるパースを取り上げるべきだろうし、ネオ・プラグマティズムには若干触れてはいるが、入門とするなら戦後のプラグマティズムの思想的展開についてももうちょっと概観していくべきであろう。

  • こういうふうに深く物事を考えたり捉えたりする力って
    著者がどういうふうにして身につけたのかが一番気になった。

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プロフィール

1963年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。文学や政治、法、歴史などの領域で、アクチュアリティの高い言論活動を展開している。著書に『「不自由」論』『お金に「正しさ」はあるのか』(以上、ちくま新書)、『日本とドイツ 二つの全体主義』(光文社新書)、『集中講義!アメリカの現代思想』(NHKブックス)、『カール・シュミット入門講義』(作品社)、『精神論ぬきの保守主義』(新潮選書)、『今こそアーレントを読み直す』(以上、講談社現代新書)、『いまこそハイエクに学べ』(春秋社)などがある。

「2018年 『思想家ドラッカーを読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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