いかに世界を変革するか――マルクスとマルクス主義の200年

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  • Amazon.co.jp ・本 (615ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861825293

感想・レビュー・書評

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  • 【いかに世界を変革するか マルクスとマルクス主義の200年】

    全く知識もないけど、なんとなく手に取ってしまった。

    マルクスの思想が、どのように人々を巻き込んでいったか。
    どんな背景でマルクス主義が勃興し、批判に晒されながらも生き残り、なぜ衰退していったのか。

    なぜ今マルクス主義の思想を再考する必要があるのか。
    階級社会では、プロレタリアート対ブルジョワジーを変革しようとする思想が広まる。ファシズムなんかが広まっている世界ではなおさら。
    戦争も終わり経済が発展すると、階級色は薄くなっていく。人々が豊かな生活を送れるようになるので、変革の勢いは弱くなる。
    現代社会のように自国民対(例えば)移民になると、また国内での階級意識が生まれてくる。ここにマルクス主義を再考する意味が生まれてくる。
    個人の自由な発展が、社会全体の発展につながる社会とは。

    共産主義っていうと、ソ連とか中国の管理社会のイメージしかなかった。そのイメージは一つの形でしかないことを理解だけでも収穫ってことにします。

    (正直よくわかりませんでした。)

  • マルクスとマルクス主義全体の歴史を、マルクスの文献から主義者の文献までの内容へわけいりながら、マルクスとエンゲルスの知的世界を描き出す90代のホブズボウムが書いた大作。
    監訳者の水田洋も90代。

    これは、偉大な本です。

    この本こそ、「マルクスの偉大さ」というタイトルにふさわしい本である。
    カール・マルクスがいかに世界に、とりわけ、ヨーロッパの知的層に激震を与え、伝播したのかを、膨大な史実から跡付ける。
    固有名詞が、多すぎる。
    つまり、それだけ、マルクスが与えた影響を物語る。
    とりわけ、著者が、最も重きを置いているマルクス主義の思想家がアントニオ・グラムシである。

    しかし、残念ながら、日本のマルクス主義については、宇野弘蔵すら触れられない。少し、それには私は不満を抱いたが、西欧マルクス主義の受容史として読めば、その不満は解消できる。

    マルクスに関心のある読者は必読書である。

  • 借りてきた、、

  • 東2法経図・開架 309.3A/H81i//K

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著者プロフィール

エリック・ホブズボーム
イギリスの歴史家。1917年エジプトのアレキサンドリアでユダヤ人の家庭に生まれ、幼年時代をオーストリアのウィーンやドイツのベルリンで過ごした。ドイツでヒトラーが政権を掌握したことにより、1933年に渡英。ケンブリッジ大学で学び、第二次世界大戦後、ロンドン大学バークベック・コレッジで教鞭をとりつつ、社会主義知識人としてさまざまな活動を行った。2012年10月、ロンドンで死去。多数の著作があるが、特に18世紀末以降の歴史を扱った4部作、『市民革命と産業革命 ―― 二重革命の時代』(岩波書店、1968年)、『資本の時代 1848-1875』(みすず書房、1981-82年)、『帝国の時代 1875-1914』(みすず書房、1993、98年)、『20世紀の歴史 ―― 極端な時代』(三省堂、1996年)がよく知られている。これらで提唱した「長い19世紀」(フランス革命から第一次世界大戦まで)、「短い20世紀」(第一次世界大戦から冷戦終結まで)という時代区分や、編著『創られた伝統』(紀伊国屋書店、1992年)での「伝統の創造」論などは、近現代史…

「2015年 『破断の時代 ― 20世紀の文化と社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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