(Franz Rosenzweig)
1886年、ドイツに生まれる。ゲッティンゲン大学、ミュンヘン大学にて医学を、フライブルク大学にて歴史学・哲学を学び、フリードリヒ・マイネッケの指導のもと、ヘーゲルに関する博士論文を提出する(1921年、『ヘーゲルと国家』として刊行)。第一次世界大戦末期の1918年、バルカン戦線の塹壕のなかで霊感を受け、主著『救済の星』を執筆(1921年刊行)。1920年、ユダヤ人のための成人教育機関「自由ユダヤ学舎」を開校。1921年、筋萎縮側索硬化症を発症。マルティン・ブーバーとともに旧約聖書の新しいドイツ語訳に着手するが、1929年逝去。日本語訳に『救済の星』(村岡晋一他訳、みすず書房、2009年)、『健康な悟性と病的な悟性』(村岡晋一訳、作品社、2011年)、『ヘーゲルと国家』(村岡晋一他訳、作品社、2015年)がある。
「2019年 『新しい思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」